「続 意識の流れ」
最後は瞑想です 正しい瞑想をしましょう


第6章  田池留吉を思う
―私の異語―



私も異語を発します。

私の異語を聞いて、瞑想をなさいましたか。

異語を耳で聞いても、デタラメにしか聞こえません。

異語には、もちろん、文法はありません。主語があって、述語があってということではありませんが、異語を心で聞けば、あなたは納得されると思います。

少なくとも、あなたの中は納得しています。

私は異語で、あなたに語りかけています。あなたの中にいる夥しい意識達に呼びかけているのです。

このことは、どれだけ説明しようとも、決して頭で理解できるものではありません。

異語に反応しない人間のほうが、実はおかしいのです。人間の皮をかぶったという表現がありますが、まさにそれに当てはまると思います。

私達人間は、意識です。国籍がどこであろうとも、何が母国語であろうとも、私達には、共通の言葉があります。言葉というよりも、発信音、波長ということでしょうか。

その波長をきちんと受信できるものが、どなたの「心」にもあるのです。今は、それが、錆(さ)び付いているだけです。

とにかく、UTAブックさんのホームページに辿(たど)り着いた人達や、セミナーに集ってきた人達は、私の異語を聞くはずです。

最初は、何かさっぱり分からなくても、一回、二回……と聞いているうちに、その異語に答えてみたくなるときが、やって来ると思います。それからでも遅くはありません。

どうぞ、私と異語で語り合ってください。あなたの中のたくさんのあなたが、思いを語ることを待っています。

肉のあなたは、それを阻止することなく、ただ、なすがままに、口を動かしていればいいのです。何を言っているのか、何に答えているのか、そのようなことを詮索(せんさく)することなく、どんどん思いを吐き出すことを、やってみてください。

この学びは、実践が大切です。自分の身をもって体験することが大切なことです。

どうぞ、ご夫婦で、親子で、友達同士で、異語を通して、互いに学びを深めていってください。

もちろん、異語は、ひとりでもできます。いいえ、ひとりが基本なのです。自分(肉)と自分(意識)が、異語を媒介(ばいかい)にして、通じ合っていく喜びを味わってください。自分の中がひとつだと感じていく幸せ、喜びを広げていってください。

 

私の異語を感じている塩川香世さんの感想。

異語は、リズムです。私にとって、異語は懐かしいふるさとのリズムです。私は、あのリズムを知っています。

私は、リズムに反応します。何とも言えない思いを感じています。必ず、必ず、帰ろう、私達のふるさとへ、その喜びの誘(いざな)いを私の心は、しっかりと受け止めています。

異語で、私達は語り合うことができます。異語は私達の言葉です。この異語を肉を通して聞くことができる私達は、最高に幸せ者だと、私は、今心より思っています。