「続 意識の流れ」
最後は瞑想です 正しい瞑想をしましょう


第11章 正しい瞑想を通して、
「母なる宇宙」へ思いを広げよう



「母なる宇宙」という言葉をつかまないでください。

私は、母の温もりとずっと繋がっている世界が、「宇宙」であることを表現しているだけです。

「母なる宇宙」は、私達が帰っていくところ、私達のふるさとだと理解しておいてください。

先に示した、ステップⅠからⅣを手順通りにやっていけば、やがて、自分の方向が定まってきます。心の向け先が、少しずつ修正されていくと思います。

その過程で、心に響いてくる思いがあります。

それを言葉にすれば、「宇宙」ということになるのです。

私達と宇宙は切り離すことができないのです。私達は宇宙だからです。「私達は宇宙」というのは、おそらく大抵の人には、唐突なことだと思います。従って、今はまだ、自分の中でピンとこない人もあるかと思いますが、あまり気にせずにいてください。

しかし、学びというか、私の指し示す方向に、正しく、そして、忠実に向き、本当の意味で、生まれ変わりたいという思いが、心の底のほうから湧いてくれば、その方向に、宇宙という言葉というか、感覚があるのを、実感してくると思います。必ず、そうなってくるのです。そうなってきたときに、あなたの心に、「私達は宇宙」という言葉が、ごく自然にスムーズに響いてきます。

宇宙を感じなければ、それが心に響いてこなければ、真実は分からないというのではなくて、真実の世界を感じていけば、自然と宇宙を感じ、宇宙が心に響いてきて、「ああ、私は宇宙でした。私はアルバートでした」となっていきます。

何も、それは特別なものではありません。本当の私達は偉大なのです。それを、間違って歪(ゆが)めてきたのは、私達自身でした。

そのことを、私は、今という時間に、肉を持って伝えにきたのです。肉を自分だと思ってきた意識に、肉、形の世界を土台にして、パワーを求め続けてきた意識に、それは間違っています、正しい方向に向いてくださいと伝えにきました。

ただ、それと同時に、私は、他力の反省が自分の中で捗(はかど)っていない人が、宇宙に心を向けることの危険性を、これまでに何度も伝えてきました。

特に、これからはもうセミナーがありません。そのことが、私には少々気がかりではありますが、意識の流れは、留まることなく、すべてが宇宙に向かって流れていますので、それぞれにお任せする以外にありません。

頭脳を誇ってきた人間にとって、その範疇(はんちゅう)で理解できない事柄が、地球を含む宇宙空間に起こってまいります。

天変地異は天変地異であっても、今、地球上のどこかの地域で起こっているような規模の比ではありません。

形あるものを崩壊させていく天変地異のエネルギーは巨大です。そのようなエネルギーは、形ある世界が本物とする立場からすれば、全くのマイナスでしかありませんが、真実の方向から天変地異のエネルギーをとらえれば、それは大いなる喜びなのです。それは、ともに帰ろうという思いの表れだからです。

自分の中の間違ってきたたくさんの自分との出会いを経て、そして、その自分達から、限りない喜びの思いを感じて、ともに真実の方向へ、歩み出していっていただきたいと思います。

母を思う瞑想を重ねることによって、本当の自分(宇宙)との出会いを果たしていってください。

本当の自分(宇宙)へ帰る道が、私達の本道です。

本道を外れた生き方、存在の仕方では、決して、幸せになれないことを、重ねてお伝えしておきます。

「本道を歩く、本道に生きる、それは何を意味しているのか。今、私は、本当の人生を生きていないのか。」

この回答は、それぞれのこれからの時間の中で、必ず、自分に響いてきます。

それが、これからの250年、300年の時間の出来事です。必然的に、その時間は、天変地異を伴います。天変地異とともに自らの問いかけに、自らが答えていく計画です。

肉を救うとか、肉の心を救うというのではなくて、本当の自分に目覚めるために、あえて自ら厳しい場面を設定してくることが、自分に対する限りない愛、優しさであることに、一人でも多くの人が気付いていただきたいと思っています。