ともに次元を超えていこう　日本語本文



１. 自分とは何でしょうか？


私達は愛でした。肉、形を本物として、肉、形を自分だとして、ずっと生きてきた私達の心の中は、真っ暗闇でした。明るくて、優しくて、温かい人間など存在しませんでした。間違って、間違って生き続けてきたけれど、間違っていること自体、何が間違っているのか全く分かりませんでした。
私は明るいと思っている人、私は優しいと思っている人、温かい心の持ち主だと思っている人、本当に、本当に、そうなんでしょうか。
あなたは、自分の本当の姿を知っていますか。自分を語ってくださいと言われたとき、あなたは自分の何を語ることができるのでしょうか。
おそらく、ほとんどの人は、今の名前の付いている自分、目に見えている自分を中心にして、色々と語っていくでしょう。それは、自分を語っているのではないと言えば、語弊がありますが、しかし、実際は、それだけでは、ほとんど自分を語っていないということなんです。
誰しも、全く疑いすら持たなかったんです。今、鏡に映っている、ここにあると思っている自分が自分でないなんて。
そもそも、みんな人生一度切りだと思っています。死んでしまったら終わり、そこで人生はジ・エンドだと思っています。
だから、限りある時間の中で、何とか、何とか生きていこうと四苦八苦していきます。そして、世の中は、もともと不公平、不平等なんです。優劣があって、不公平、不平等、理不尽なことがまかり通って当たり前なんです。本当は、何が正しいかなんて、誰にも分からないはずなんです。
なぜならば、みんな自分の本当の姿を知らない、きれいさっぱり捨て去り、忘れ去った中にずっとあったからです。
今もそうです。自分がどんな存在であるのか、自分自身を見失ってしまった人間になり下がってしまった現実にも、未だに出会えていないんです。
世の中、地球人類ほとんどすべてが、そういう状態です。そんな中で、冒頭、「私達は愛でした」ということを、自分の心の中で知り学んでいく難しさを承知のうえで、それでも、自分の人生を、自分というものを本当に根底から崩していこうとしています。
計り知れない莫大な時間の中で、肉、形を本物とする思いを培ってきたのです。
その基盤の上に、神、仏、パワーの世界を求め続け、膨らませてきた自分達の愚かさは、ちょっとやそっとのことでは、ご破算にできないけれど、しかし、それを全く白紙に、ご破算にしてからでないと、ともにこの三次元を超えていくことはできません。
「三次元を超えていこう」というメッセージに、違和感を覚えるかもしれません。「何、それ？」と言われるかもしれません。
今、学びに触れている人の中にも、自分の中で、このメッセージを真っ直ぐに、現実のものとして受け止めている人は、さてどのくらいおられるか、というところだと思いますが、それでも、これは、間違いなく、これから地球時間で言うところの250年、300年の間に遂行されていく事実だと、お伝えします。
それを、私達は意識の流れと言っています。この意識の流れは、もちろん、可視できません。可視できない意識の流れを、私達の目に見える形となって現れていく現象は、天変地異です。


２.  天変地異という現象


太古の昔から、天変地異という現象は、地球上のあちらこちらで起こってきました。地は揺れ、沈み、山は噴き、崩れ、海は大波で一掃、海底から隆起等々の歴史を繰り返してきました。
私達はみんな、何度も天変地異と遭遇してきた体験、経験があります。一瞬のうちにすべてを失った悲痛、恐怖等々の思いを味わってきたのです。そして、その中で、最も大きな、いいえ唯一の過ち、愚劣な思いを、私達は吐き出してきたのです。
それは自らを自らで葬り去る愚かな思いでした。自分の本当の姿を全く忘れ去った私達には、ある意味仕方がなかったことかもしれません。しかし、もう仕方がなかったでは済まされない時期を迎えています。だからこそ、肉という形を持つ必要がない意識の世界から、肉という形を持って、自らに目覚めなさいと伝えに来てくれたのでした。
それがどんな意味を持っているのか、どんなにすごいことなのか、それは自分自身が自らに目覚めていくレベルが高くなっていけばいくほどに、明瞭に分かってくることです。肉を持って、互いに学ばせていただいたことに感謝しかないでしょう。感謝という言葉も薄っぺらな気がします。出会うべくして出会った千載一遇のチャンスであると、私自身は感じています。
どうぞ、皆さん、自分の中に培ってきた肉を本物とする思い、他力の心、神、仏、宇宙のパワーに救いを求め、縋り、自分の中の愛のエネルギーを踏みにじってきた思いに、真正面から向き合っていきましょう。自分の今の生活、環境、人生をどうにかするための学びではありません。
私達は、ともに次元を超えていこうと呼び掛けを受けています。真っ直ぐにそのいざない、呼び掛けに応じていく覚悟はありますか。決して平坦な道ではありません。間違ってきた道を自らが正していくためには、決死の覚悟が必要です。それは、これからの転生によって明らかにされていきます。何を大袈裟な、未だ来らない未来のことがなぜ分かるんだという反論を持たれるかもしれません。反論とまではいかなくても、本当にそうなのかといぶかしげに思っておられる人もあるかと思います。
反論も結構だし、なかなか信じられないというのも分からないではありませんが、そういう方達は、殆ど全員の方が母の反省が滞っているということだと思います。どうぞ、自分の頭を過信せずに、自分の今の肉がある間に、もう一度、いいえ何度も何度も、「なぜ自分は生まれてきたのか」、なぜ今ここにいるのか、何をするためにここにいるのかと、母の反省を通して自分に問いかけてください。素直に真摯に問いかけてみてください。そして、お母さんに産んでいただいた今を心から喜べるまで、母を思う瞑想を継続してください。


３.  お母さんとの関わりの中で


最初は、お母さんと言えば、当然今のあなたを産んでくださったお母さんを指しますが、母の反省、母を思う瞑想を重ねていくうちに、あなたがお母さんと思うお母さんは、決して一人ではないことを心に感じていくでしょう。数え切れない転生のすべてにお母さんが存在していました。そして、そのお母さんは、まさに転生の数だけあるけれども、実は、お母さんの本当の意識というものは、たったひとつだったことも分かってきます。母の温もりとは、まさに、そのたったひとつの母の意識でした。
従って、ここで言うところの母の温もりというのは、世間一般に言われている母の温もりとは比べることができないほどのものです。温もりの厚みというか、広さというか、全然スケールが違うのです。世間一般に言われている母の温もりは、その一部だということでしょう。そこで、「あなたは本当に母の温もりを心に感じ広げていますか」ということになれば、さて、あなたはどのように答えることができるでしょうか。
まず、とりあえずは、今の自分を実際に産んでくださった母の反省です。つまり、お母さんがあなたにしてくれたこと、してくれなかったこと、あなたがお母さんにしてあげたことの三点に絞り、お母さんとあなたとの関わり合いの中で、あなたが出してきた思い、エネルギーをしっかりと確認する作業を、まず、どなたもしていかなければなりません。
この母の反省が滞っていれば、先ほど触れた世間一般で言うところの母の温もりというところにさえも行き着かないんです。まずそこからです。そして、それで母の反省が終了したのではありません。
道徳的に母の反省をと言っているのではなく、母の反省を通して、自分がいかに温もりに歯向かってきたか、言うなれば、愛である本当の自分に、これまでずっと抵抗勢力だった自分というものが、心にズシンズシンと響いてくるんです。それが母の反省です。
言ってみれば、その母の反省を通して、ようやく学びの門の前に自分を立たせたということだと思います。しかし、まだまだです。学びの門の前に立って、次は中に入らなければなりません。門は、どなたにも、そして、いつも開け放たれています。
門の扉が閉まっていて鍵がかかっているのではないのです。ずっと開け放たれている状態である門をくぐり、中に一歩進んでいくのをためらっている、拒んでいるのは、他ならない自分の心なんです。その自分の心と出会う必要があります。それが、肉、形を本物とする他力の心なのです。そのエネルギーを自分の中で解き放していくのに必要なのが、温もりのエネルギー、愛のエネルギーなんです。そして、そのエネルギーは、あなたの外に求めるのではなくて、あなたの中にあるんですよ、それがあなたですよと、母の意識は何度も、何度も、伝えてくれたのでした。そして、そのことを、母の反省を通して知っていきなさい、気付いてくださいということなんです。


４.  苦しい自分を受け入れる


本来の温もりのエネルギー、愛のエネルギーは、まずその他力の心をあぶり出していきます。温もりへ帰ろう、愛へ帰ろうと私達の中に、喜んで伝えてくれます。喜びで伝えてくれているんです。だから、どうぞ、素直に、苦しんできた、間違ってきた自分を喜んで受け止めていきましょう。
日々生活をしている中で起こってくる出来事、出会う人達を通して、すなわち、自分の目で見て耳に聞こえてくる事柄によって、自分の中から瞬時に飛び出してくる思い、エネルギーに着目していけば、まだまだ、まだまだ自分の中にはどす黒いヘドロのような塊が残留している現実があります。それをしっかりと確認して受け止めていきましょう。
そうすれば、自分の今が現実として心に響いてくることが嬉しいとなってきます。苦しんできたことが嬉しい、間違ってきたことが嬉しいなんて、不思議だけれども、ああそうだった、そうだったと認めていくことに安らぎを感じていくと思います。
委ねていけるこの喜び、この感覚は、今まで味わったことのないものだという心地良さを、心で体験していけば、そしてその体験を何度も、何度もしていけば、段々に、肉、形の世界にとらわれている思いが弱くなってくるはずです。薄くなってくるはずです。しがみついてきた思いを弱めていけばいくほどに、自分の中の温もりに、喜びに触れていきます。
そして、自分の中の温もりに、喜びに触れていけばいくほどに、さらにそのどす黒いヘドロのような塊が動き出していきます。ああ、このエネルギーこそが、本当の自分に反逆してきたエネルギーなんだとはっきりと感じます。はっきりと感じるだけではなくて、実はそれこそが、ともに次元を超えていこうとする大きな、大きなエネルギーだったと分かるんです。
それは嬉しいですよ。待っていましたと一斉に心に響いてくる喜びと嬉しさです。母の反省を通し、母を思う瞑想を通し、そんな喜び、嬉しさの自分に出会っていきなさい、どんどんどんどん出会っていきなさいと、真実の世界からストレートに伝えていただいた私達だったのではないでしょうか。
私達はもともと愛だった、愛から出てきたから、愛へ帰っていくのが自然だった、意識の流れを思い瞑想をすれば、そんな思いが浮かび上がってきます。


５.  愛へ帰る道


愛へ帰る道。愛へ帰ろうとする思い。あなたはどれだけ自分の中で確認していますか。これから益々はっきりとそれを問いかける現象が起こってきます。意識の流れからのメッセージとして、真摯にそして喜んで受け取ってまいりましょう。
私達はみんな間違って存在してきました。そして、間違って存在していることすら、まだ気付けていない人がほとんどです。その中で、自分の中に感じている波動の世界を大切にしていくことが、自分に優しく、自分に誠実に、そして、宇宙を心から愛しいと思えることではないでしょうか。
肉の中にあれば、ともすれば心は揺らいでいくでしょう。余程しっかりとした中心棒が自分の中に育っていなければ、頭が先行していきます。自ずと自分の思いの世界、意識の世界の変革は滞りがちになっていきます。先行する頭は、もっともらしい言い訳を自分の中で並べてみますが、自分の中は、そんな見え透いた言い訳など納得するはずはありません。
もう誤魔化さずに、自分に正直に生きていきませんか。見る世界、感じている世界が、あなたの中で少しずつ変わってきているのです。どうぞ、自分の中から湧き起こってくる思い、それは微かかもしれませんが、その思いをしっかりと受け止めていけるようになっていきましょう。
意識の流れは波動で伝えています。意識の流れからのメッセージはあなたの中にすでに届いているのです。それが田池留吉の肉とともに学ばせていただいた私達の事実です。どうぞ、その貴重な体験を自ら反故にするようなことはないようにしてください。
こんな機会、それはこんなに時間をかけて懇切丁寧に学ばせていただいたという意味ですが、こんな機会に恵まれたことは本当にすごいことなんです。
250年、300年に至る最終の学びを予定通りクリアして、「ともに次元を超えていこう」という呼び掛けに、しっかりと応じていただきたいと思います。
しかし、その選択は、もうご承知のように、自己選択です。自己責任を伴う自己選択です。責任転嫁、言い逃れを繰り返してきた私達には、大変厳しい道ではありますが、ひとたび真実の波動の世界に飛び込めば、その厳しさが愛だったと分かってくるでしょう。
数え切れない真っ暗な転生の中で、ようやく辿り着いた突破口。ようやく本当の自分に帰れる灯りを見出した手ごたえを、あなたも心でしっかりと感じてください。
意識の流れからのメッセージは、すなわち、本当のあなたからのメッセージです。私に目覚めてくださいと、あなたの中であなた自身が、いつもいつも伝えてくれていることに、どうぞ、耳を傾け、そして心を傾けて、日々、明るく穏やかに過ごしてまいりましょう。


６. ともに、ともに帰っていこう


自分の進むべき、本当に進むべき方向が確信できれば、何はなくとも、非常に心強い限りなのではないでしょうか。中からふつふつと湧いて出てくる喜びは、これからの激動の時間を充分に乗り切れるパワーを秘めています。「ともに、ともに帰っていこう」、それは喜びの合言葉です。肉に生きてきたたくさんの自分に、今、肉を持っているあなたが、力強く、そして優しく、声かけをしてあげてください。
ひとつの声かけが、やがては大きな、大きな喜びの渦になって、宇宙に点在する意識達に、さらに、さらに届いていきます。
どうですか。このことが心で信じられるでしょうか。0.5信じれば0.5の愛が、１信じれば1の愛が、宇宙に流れていきます。その信を2、3、4……と、大きく太く厚くしていくのが、私達本来の仕事なんです。
私は、幸いなことに、田池留吉の肉がある間に、ともに仕事をしていく喜びを味あわせていただいてきました。今は、現実、その肉はありませんが、ですが、同じなんです。だから、私はこのことからも、本当に肉って何だろうかと思っています。もっとも、田池留吉の意識は、肉は必要でないとした瞬間から、肉から離れていき、たとえそこに肉があっても、すでにもぬけの殻だということを感じさせてくれたということで、他とは全く事情が違いますが。
間違いながらも、苦しみの中でもがきながらも、たったひとつの真実を求め続けてきた自分の心の叫びに、どうぞ一日でも早く出会ってください。そして、正しい瞑想の完成度を高めていきましょう。前にもありましたが、学びの門をくぐり、中へ中へどんどん突き進んでいきましょう。自分の足を半歩、一歩踏み出していく勇気です。


７. 「意識の流れ」という天変地異


地球に転生をしてくる前、つまりは三次元にやってくる前から、私達は闘いのエネルギーを垂れ流してきました。そのエネルギーのまま、三次元にやってきて、地球上で闘いの歴史を積み重ねてきました。それは数多くの文献が確かにそうだと物語っています。人類の歴史は闘いの歴史と言っても決して言い過ぎではありません。
この闘いのエネルギーの矛先をしっかりと確認すると同時に、その源泉も、またしっかりと確認する必要があるのではないでしょうか。つまり、私達は、どこに向けて闘いのエネルギーを流し続けてきたのか。なぜ、闘いのエネルギーを流し続けてきたのか。そのエネルギーはどこから来るのか。
私達は愛でした、私達は愛のエネルギーそのものでしたということだったのに、なぜ、「愛のエネルギー」が「闘いのエネルギー」に変わってしまったのか。それでは、その逆は本当に可能なのか。本当に闘いのエネルギーを自分の中に吸収して、それを愛のエネルギーに変えていくことができる私達なのだろうか。
必要以上に、種々雑多な知識に触れ、頭でっかちな人間になるよりも、また様々な分野で最先端の研究実験を重ねて、後世に名を業績を残す人間になるよりも、自分を産んでくれた母親の反省を糸口にして、そこから自分のたくさんの過ちに気付き、さらに正しい瞑想を積み重ねて、これらの問いかけにしっかりと答えを出せる人間に蘇っていくことが、何倍も、何十倍も、いいえ比べることなどできないほど重要だということが心で分かる人が、一人、二人と増えてくれば、それは意識の世界からすれば、すごいことだと感じています。
たった一人、二人の人間ではないんです。真実に目覚める、愛のエネルギーが流れるということは、もちろん、人智を超えた出来事、現象が続出していくことを意味します。到底頭脳では推し量れない現象の前に、なす術もなく、茫然自失の状態で立ち尽くすでしょう。そういうことが現実として自分の目の前に展開する、あるいはそういう事態に遭遇するということを通して、私達人間の意識の世界は、大きなショック療法を受けることになっています。
それが、これからの250年、300年、地球を含む宇宙的規模の天変地異という意識の流れの予定通りの計画だと、私の心の中に伝わってきます。
それをしっかりと受け止め、その流れに乗っていくように、今という時間を自分に用意していると、私は感じています。心の針を愛へ、田池留吉へ合わせていくことだけを肝に銘じて、どうぞ、あなたも、そしてあなたも、喜びながら、しかし気を引き締めて、学びを進めていきましょう。


８.  ともに次元を超えていこう


「ともに次元を超えていこう」と、思いを向けて瞑想をすればどうですか、あなたの中の宇宙達、挙ってアルバートと叫んでいませんか。アルバートを求めて、求めてきたこの思いをどうか分かってくれ、そんな思いを心に感じませんか。私は感じるんです。だから、アルバートと異語とともに発することがもうたまらなく嬉しいんです。この感覚は、田池留吉の肉があってもなくても全く変わらないものです。
「ああ、私達はこんなにもアルバートを求めてきた。母なる宇宙に帰りたいとどんなに切望してきたか。そして、今それが現実のものとして自分の中にはっきりと広がっていく、感じられる喜びは、本当に何にも例えようもないものだ」と、私は瞑想の中で語ります。
そうすれば返ってきます。波動で答えてきます。このやりとりがたまりません。田池留吉、アルバートは波動だ。私達は波動だ。通じ合える喜びをどんどん広げていこう、自ずとそう思えるのです。こんな喜びの時間を自分に用意してきたなんて、本当にありがたいことです。自分を見限り、裏切り、切り捨てて、悪の限りを尽くしてきた愚かな自分の中に、脈々と息づいている愛のエネルギーでした。
「愛は自分の中にありました。私は愛でした。みんな愛の中にひとつ」。誰が伝えてくれたでしょうか。誰にも伝えることは出来なかったんです。目に見える世界を現実の世界だとするところからは、このメッセージは誕生することはありませんでした。愛という言葉は頻繁に使われてきたけれど、それは全部真っ赤な嘘、偽りの世界でした。本当の愛の世界が分かった人間など存在しなかったんです。愛が自分だったと知らなかったんですから。自分の本当の姿を知らない人間に愛の世界など分かるはずはありませんでした。簡単なことでした。
私達は本来、形を持たない存在なのに、肉という形を自分だと思い続けてきたんです。私達はみんな自分を騙して誤魔化してきたと言えるでしょう。
すべてが偽りの中でした。偽りの中で、幸せを、喜びを、温もりをと求めても、偽りは偽りです。偽りはやがて、メッキがはがれてきます。それらは未来永劫続くはずはありません。しかし、形の世界を本物としている私達には、今確かに感じている幸せ、喜び、温もりが偽りだなんて、とてもとても思えません。そして、それが自分達の新たな苦悩の始まりとなるとは、想像すらできないのではないでしょうか。
自分を肉として、そしてまた自分の周りの人達、いいえ、人に限らず、すべてを形の世界からとらえる心の状態においては、その実感としてある形が崩れていくことに対しては、少なからず衝撃を受けることになります。人によっては激震と感じるでしょう。
たとえば、あなたが肉しか知らない世界にずっといれば、どうでしょうか。心を直撃した傷跡はおそらく死ぬまで癒えることはないと思います。心を直撃した傷跡は、昔の古い傷跡といっしょになって、さらにその傷口を深く抉っていくんです。それは物や単なる心のケアなどではどうにもならないものです。
私達は根本的に大きな間違いをしてきたことに、それこそしっかりと向き合って、そこから自分を解き放つということがなければ、肉という中での慟哭は、宇宙の果てに雲散霧消していくだけです。決して自分の中に届かない空しい心の叫びが、宇宙のもくずとなって彷徨い苦しみ続けるのです。
肉、形を本物として生きてきた私達にとって、こんなことは到底理解できないことです。しかし、私達は間違ってきました。この間違ってきたことが明らかにされていきます。当然、天変地異は繰り返しやってきます。大きなエネルギーは形ある世界を根こそぎ崩していきます。それは必要だからです。怒り、報い、試練ではないんです。意識の流れの中の計画です。


著    　者　　塩 川 香 世
英文翻訳　　 大 槻 洋 三
装   　 丁　　 Studio Miz
発   　 行　　一般社団法人U T Aブック
奈良県北葛城郡広陵町三吉345-14
印刷・製本　   モリモト印刷株式会社



Let's Transcend Dimensions Together


Copyright c2021 by Kayo Shiokawa
All rights reserved

This edition published by  UTA-BOOK
Manufactured in Japan

Translated by Yozo Otsuki



1.  Who are we?


We were love. We lived as if our physical self and the physical world were the truth. Living as if this was our true self filled our hearts towards darkness. There are no humans truly happy, kind, and warm. We have been continuing to live falsely, but never to understand what or how we had been wrong.

For those who feel they are happy, kind, or have a warm and loving heart; do you genuinely feel this is true?

Do you know your true self? If you were asked to speak of yourself, what aspect would you tell?

Many will probably speak of yourself that has a name and can be visibly seen. There may be much to say. It might seem contradictory, but the truth is just by doing so, you are hardly speaking about yourself at all.

We never suspected that who we see in the mirror existing is not the true you. No one ever held any doubt.  
Let's take it one step back. We all believe that you only live once. When you die, it's the end of your life.

It's why we struggle to survive somehow, someway, in the limited time we have. This world is inherently unfair and unequal. There are ranks; unfairness, inequality, and injustice are natural consequences. In truth, no one can know what is really right.

Why? Because we don't know who we truly are. We have all been in a state where we have abandoned and forgotten ourselves. 

The same holds even now. We still haven't come to terms with the reality of who we are and that we have become humans who have lost sight of ourselves. 

The state of society, the whole of humanity on this earth, is currently in this state. Knowing the situation, I recognize the difficulty of stating "we were love" and understanding this through our hearts. Nevertheless, we have to fundamentally break up our lives and who we are.  

Through an immeasurable amount of time, we have cultivated the thoughts that our physical self and form are the truth.

We have continued to seek and expand the realms of gods, buddha, and power on top of this foundation. We cannot easily undo our idiocy and what we have already done, but it will be impossible to transcend this third dimension together unless we do not. 

You may feel uneasy with the message "Let's transcend the third dimension." You may ask, "What exactly does it mean?"

I wonder how many, even those currently in touch with the study, receive this message straightforwardly and as reality. In any case, I must inform you that this is a reality which will be carried out on this earth in the next 250 to 300 years. 

We are calling this the flow of consciousness. This flow, of course, cannot be visualized. What will make this invisible flow of consciousness physically visible to our eyes are natural cataclysms.



2.  The meaning behind occurrences 
of cataclysms


Since time immemorial, natural cataclysms have occurred all over the earth. The earth has shaken and sunk, mountains have erupted and collapsed, the oceans have been swept away by great waves, and the seabed has risen. These events have repeatedly occurred throughout history. 

We have all experienced these cataclysms many times in our past. The agony and fear of losing everything in an instant. Through these experiences, we have emitted our most significant and only failure, the most gruesome energy of all. 

The energy we emitted was gruesome enough to cause the annihilation of ourselves. In a sense, as we had completely forgotten our true selves, emitting such energy may have been inevitable. However, we are in a moment where we can no longer make that as an excuse. A physical form was created from the world of consciousness, where a physical form was never necessary. The reason was to call ourselves to awaken to the truth. 
The more you reach a level of awareness about yourself, you'll come to understand what this truly encompasses and its significance. You will only feel gratitude to have a physical form and the opportunity to pursue this study together. The word "gratitude" itself is frivolous. I understand it is a once-in-a-lifetime chance meant to happen.

Please, let's all face the energy we have cultivated within ourselves. You have pursued the physical form as the truth and worshipped and clung to gods, buddha, and space. You have trampled on the energy of love inside of you. This study is not to better your current circumstance, environment, or life. 

We are receiving a call to transcend dimensions together. Do you have the determination to act on this call from your heart? It will not be a smooth road. To amend the path you've continued to go wrong, you'll need to be willing to go as far as to give up your life. This truth will be revealed through your reincarnations. You might think to yourself, this all is a bit too dramatic or fight with the notion of telling a future that has yet to come. Questions may arise in your mind.

It's okay to have objections or find it hard to believe. This process is understandable. It only means these people have not fully pursued their reflections of mother. Please don't hold your mind to be significant. Continually ask yourself the questions: "Why you were born," "Why you are currently here," and "What you are here to do." Do this while you have your physical form and through the reflections of mother. Ask yourself these questions honestly and sincerely. Continue your meditation towards mother and do so until you can truly be happy for this current moment. It exists because your mother gave birth to you. 



3.  The relationship with your mother 


When we talk about "mother," you naturally think of the mother who gave birth to you. But as you reflect on your mother and meditate towards her, you will understand in your heart that there is more than one mother. Through your countless reincarnations, there was a mother present in all of them. So, there are as many mothers as there are reincarnations, but at the same time, there is only one true consciousness of your mother. Mother's warmth meant that only one mother's consciousness. 

Therefore, mother's warmth that we mention here cannot be compared to the mother's warmth commonly stated in this world. The scale, broadness, breadth are all completely different. The mother's warmth commonly told is only a fraction of the truth. If you were to be asked, "Do you truly feel the warmth of your mother in your heart?" how will you be able to respond?

First, you must reflect on the mother who gave birth to the current you. In other words, what your mother did for you, what she didn't do for you, and what you did for your mother. Focus on these three points and the relationship you had with your mother. Identify the thoughts and energy you have emitted towards her. 

If your reflection towards mother is stagnant, you won't be able to recognize even the mother's warmth stated in the physical world. This is the first step, and of course, not the end of reflection towards mother. 

Reflection towards mother has nothing to do with morality. Through mother's reflection, you'll come to understand your resistance towards warmth and your true self; love. You'll feel this force of resistance within you over and over again. This is the true mother's reflection.

Through mother's reflection, we have finally placed ourselves in front of the gate of this study. It's just the beginning. Now that we are standing in front of the gate, we have to take a step inside. The gate is open to anyone. It's also always open.

The gate is not locked and closed. The only thing holding you back from stepping through the gate, which is always open, is your own heart. You must encounter your own heart of conceiving the physical form as truth and the energy of reliance towards the outside. The energy of warmth and love is what you need to release this energy from within you. Energy was never to seek from the outside but always existed within you. You are energy itself. Mother's consciousness has told us over and over. Mother's reflection is for you to understand and recognize this truth with your heart. 



4.  Accepting your suffering self 


The true energy of warmth and love will first uncover all the other false energy of reliance. It will tell us with joy. Let's return to warmth and return to love. It has always been telling us. So please, let's accept yourself that has made mistakes and has been suffering. Accept yourself sincerely with joy.

Through your daily lives and incidents that occur and through the people you encounter, in other words, through what you see and hear, there will be energy that instantaneously bursts from within you. If you pay attention, you'll come to understand these energies are all black, sludge-like lumps deep within you. Please start to become aware and accept these energies.

By doing so, you'll feel joy in your heart through the understanding of your current state. To suffer is joy and to be mistaken is joy. It might seem contradictory, but you'll come to understand and find comfort in accepting what you have been. 

The joy to entrust will be a comfort you had never experienced before. As this experience repeats, the focus on your physical self and world will start to weaken over time. It will diminish. The more you weaken the energy you have been clinging to, the more you will come into contact with the warmth and joy within yourself.

The more you feel the warmth and joy within yourself, the black, sludge-like lumps will start to shift. You'll begin to understand this was the energy revolting against the true you. You'll also come to the recognition that this energy itself was the momentum needed to transcend dimensions.

This recognition will be pure joy. We had been waiting for this moment.
The joy and happiness will resonate inside your heart instantaneously. Through mother's reflections and meditations, please continuously encounter this joy and happiness within you. We have received this message from the world of truth. 

We were always love. We were born from love, so it was natural to return to love. This message flows through me as I meditate towards the flow of consciousness.



5.  The path to return to love


The path to return to love. The energy to return to love. How much are you confirming this within your heart? As time passes, there will be occurrences to ask this very question more and more clearly. Please take these messages from the flow of consciousness, sincerely with joy. 

We have all existed falsely. Most do not even realize that we are currently in this state. Given these circumstances, it's crucial to value the vibrational space you feel within yourself. Understanding the vibrational world is how we can be kind and sincere to ourselves and truly cherish space from our hearts. 

When you are in your physical form, your heart will tend to waver. Your physical mind will take precedence if you don't have a solid central pillar embedded within yourself. The transformation of your heart and world of consciousness will become stalled. Your preoccupied mind will come up with plausible excuses, but your inner self will never accept such blatant facades.

Let's stop this deception and start living honestly with ourselves. The world you see and feel is starting to change for you. No matter how faint it may now be, please confirm and accept the energy that is beginning to flow from within you.

The flow of consciousness is calling us through vibrations. The messages from the flow of consciousness have already reached within you. We have studied with the physical form of Taike Tomekichi and encountered the truth. Please don't throw away the precious opportunity. 

This opportunity to be taught this study in such a patient and thorough manner is incredible.

I hope you will complete the final parts of the study through the next 250 to 300 years as scheduled and answer the call to transcend dimensions together. 

However, as you already know, the decision is solely dependent on you. It is a self-choice that implies self-responsibility. It will be an extremely severe path for those of us who have a history of shifting the blame and making excuses. Once you dive into the vibrations of truth, you'll find those severities are only love.

After countless dark reincarnations, we have finally reached this breakthrough. I hope you can feel the certainty of finally finding the light towards returning to your true self. Please feel this in your heart.

The message from the flow of consciousness is in fact, the message from the true you. The true you is always calling yourself to wake up to the truth. Please lend an ear, listen with your heart, and spend your days with joy and calmness.



6.  Let's return together


If you are sure of the true direction to head towards, it will be very reassuring, if nothing else. The joy that bubbles up from within has enough power to overcome the turbulent times ahead. "Let's return together". This message is our slogan of joy. Please send this message towards the many selves who have lived as a physical form. Please call on yourself with strength and kindness. 

Just one call will soon transform into a giant whirlpool of joy and reach consciousness scattered throughout space. It will keep on expanding.

Do you believe this will happen? Can you believe this from the bottom of your heart? If the belief is 0.5, there will be 0.5 of love. If the belief is 1, there will be 1 love flowing through space. In reality, our true duty is to expand this belief into 2, 3 ,4,,, and onwards.

Fortunately for myself, I realized the joy of this duty together while Taike Tomekichi still had a physical form. Although the physical form does not exist anymore, in reality, it's exactly the same. Through this experience, I wonder to myself what physical form is. Having said this, the physical form of Taike Tomekichi left as soon as the consciousness decided it was no longer necessary. Even though the physical body was present, it was merely a shell. This experience made the circumstances compared to others entirely different. 

Even though you made mistakes and continued to suffer, your heart had always been searching and calling for the truth. Please recognize this call as soon as possible. Improve the degree of your true meditation. Take that one step into the gate of this study and keep on pursuing to move forward. Take the courage to move even half, then one step forward.



7.  "The flow of consciousness" 
as a cataclysm


Even before we incarnated on earth and on to the third dimension, we already were releasing energies of conflict. We came to the third dimension with this energy in hand, spreading the history of conflict throughout the earth. Many documents recount this fact. It would not be an exaggeration to say the history of humanity is one of battles and conflicts. 

We need to understand where this energy is being pointed towards and its source. In other words, where have we been channeling this energy of conflict? Why have we continued to spread this energy? Where does it come from?

We are love. Our energy should be of love, but why did this "energy of love" turn into "energy of conflict"? And is the opposite possible? Are we capable of absorbing the energy of conflict into ourselves and transforming it into the energy of love?

Rather than stuffing your mind with miscellaneous knowledge or attempting to leave a mark on society through cutting-edge research in various fields, start with reflecting on your birth mother and from there recognize the many mistakes you have made. Continue true meditation to revive yourself into a human that can answer these questions you have within you. Having these people increase just by one or two is infinitely more important and an extraordinary achievement from the world of consciousness. 

The implications are not just for one or two people. Awakening to the truth and the energy of love equates to, of course, events and cataclysms beyond human comprehension will repeatedly occurring. You will stand stunned, helpless in the face of occurrences that are beyond your ability to comprehend with your mind. As events unfold before our eyes as reality, or when we encounter them, the world of consciousness for us humans will receive a great deal of shock therapy. 

My heart tells me this is the planned flow of consciousness as cataclysms will occur throughout the earth and on a cosmic scale over the next 250 to 300 years. 

The current time is preparation for us to accept within us and to be able to align with the flow. Please be sure to point the needle of your heart towards love and Taike Tomekichi. All of us, let's pursue this study with joy and vigilance.



8.  Let's transcend dimensions together


If you meditate towards "Let's transcend dimensions together", what do you feel? Do you feel the space within you all call out for Albert? Do you feel the energy of your heart calling out for Albert and begging for this call to be heard? I feel it. So calling out for Albert through Igo (language of consciousness) is just pure joy. This feeling does not change with or without Taike Tomekichi's physical body.

"We've longed for Albert for so long. We wanted to return to the space of mother. And now, this reality spreads within me more and more clearly, and the joy to feel this in my heart cannot be truly expressed." I'm calling through meditation. 

Then, there is an answer. The answer comes through vibrations. These exchanges are incredible. They are the vibrations of Taike Tomekichi and Albert. We are vibrations. The feeling comes naturally to spread the joy of being able to connect. These moments of joy have incredibly been prepared for ourselves. Thank you so much. The energy of love continued to pulsate within us, even though we had betrayed and abandoned ourselves and committed so many atrocities. 

"Love was within us. We are love. We are all as one inside love." Who could have told us? No one could have ever done so. This message could not have come from a place where the reality was the physical world. The word "love" had been used so often, but it was all a lie, a world of deception. No one understood the true world of love. It's because we did not understand we were love itself. Without knowing our true selves, the world of love is incomprehensible. It's just that simple. 

We essentially do not possess a physical form, but we thought this physical world was the truth. We have all been deceiving and fooling ourselves. 

It was all a deception. A lie is just a lie if we seek happiness, joy, and warmth through deception. Deceptions will eventually crumble. It's impossible to last forever. However, for those of us who take this physical world as truth, we can't even imagine saying this happiness, joy, and warmth we're currently experiencing now is a lie. It's even harder to comprehend that this will be the beginning of new suffering for us.

In the state of mind that sees the physical self, surroundings, and world as truth, there will be no small amount of shock for it to crumble. For some, this shock might be severe.

If you only knew the world of physical, what do you think would happen? The wound affecting directly to your heart may not heal until death. This direct wound will join with the old wounds from the past to tear even deeper. It's something that mere "mental care" or anything physical won't be able to fix.

We must face up to the fact we were fundamentally wrong and liberate ourselves from this entanglement. Our wailing through just our physical bodies only dissipates into the far reaches of space. The empty cries of the heart that will never be able to reach us will continue to wander and suffer, becoming just spec of dust in space. 

It's almost impossible to understand for those who have lived in the physical form and world as truth. However, we were in the wrong, and there will be a revelation. Of course, cataclysmic events will continue to occur. Tremendous energies will rip through the physical world from its root because it's necessary. These are not anger, retributions, or trials. It is the plan of the flow of consciousness.