「卑弥呼、悲哀から目覚めへ」

11. 卑弥呼と呼ばれた意識へ。



今、あなたは母を呼べますか。お母さんを呼べなかったあなたでした。お母さんと、心を向けてみてください。あなたの中に何が伝わってきますか。

ああ、お母さん。ただただ優しい、優しい思いが伝わってきます。お母さんに抱かれていた頃の私を、今、思い出しています。

お母さんと呼べなかった心を、その中に見てごらんと伝わってきます。

私は自分の中を閉ざしてきました。

閉ざしているという感覚すらなかった。ただ私は、この私を大きなものとしてとらえてきました。そのとらえ方が間違ってきた、そんな気がします。

神を間違ってきたように、自分自身を間違ってとらえてきました。

私は、この母の中にある安らぎ、それを忘れてきた。安らぎ、私の中にあったんですね。こんな安らぎがあったんですね。

いつも、いつも、心の中は穏やかではありませんでした。

なぜ、こんなに神、神と求めてきたのに、私の心は、落ちていくのだろうか。私には、全く分かりませんでした。

今、母を呼んでごらん。そんな思いに、私は、お母さんと自分の中に呼びました。

ただただ優しい、優しい、本当に優しい、優しい思いだけが広がっていきます。

この中にずっと、私はいたかった。こんな中にあった私を、初めて感じました。

はい、何もない世界がありました。静かに、静かに広がっていく。ただただ静かに広がっていく。何もありません。何もないけれど、私はただただ広がっていくことが嬉しい。そんな嬉しい世界を感じています。

ありがとうございます。お母さん、ありがとう。ああ、ありがとう。

お母さん、ありがとう。

田池留吉、アルバートに出会っていってください。あなたはこれからも幾度か転生されるでしょう。あなたの意識の変革を私達は願っています。意識を変えていくこと、その肉があなたではなく、私はこの意識の世界に生きていることを、あなた自身の心で知っていくために、あなたは、これから、いく度かの転生を経て、私達との出会いを持つと思います。

どうぞ、どうぞ、その間、あなたの中の変革を推し進めてください。私達は待っています。心の中に広がる思いはあなた自身です。そして、それが私達です。一つだと伝えさせていただきました。一つの世界をどんどん、あなたの中に信じていってください。

今、私達はあなたに伝えます。

嬉しい、喜びの思いはあなたの中にありました。その喜びと温もりの中にあなたが作ってきたエネルギー、あなたという世界を帰していきなさい。包んでいくのです。

卑弥呼は間違ってきました。卑弥呼というエネルギーは、宇宙にそのまま真っ黒なエネルギーを流して続けてきたけれど、今、私達は伝えます。

そのエネルギーを、あなたの心の中で回収していきなさい。あなたは出来るんです。あなたは愛だからです。