「卑弥呼、悲哀から目覚めへ」

16. 私の中の卑弥呼を思い瞑想をします。



私の中にようやくようやく、安らぎが蘇ってきます。心の中にありました。私は、ああ、この安らぎを求めてきました。お母さん、お母さん、そんなふうに、ただただお母さんを呼びたかった私があります。

小さかった頃、私は「お母さん」と素直に呼んでいた。なのに、私は、いつの間にか、「お母さん」と呼べなくなってしまった。

そんなに私は偉いのですかと、私は私に尋ねてみました。

そう、あなたは偉く、偉くありました。あなたは神より言葉を賜りし者。そのように私の中から伝わってくる私を感じてきました。全く愚かなことでした。

 私はこの暗闇の中に、真っ暗闇の中に自分を落としてしまったんですね。今、私はようやく、この静かな、静かな広がりの中で、私を思うことができます。私は私に申し訳ない。本当に申し訳なかった。自分を知らずに存在してきたことが愚かでした。

卑弥呼よ。はい、もっと、もっと心を広げていけるんですよ。あなたの中は、もっともっと広い世界があります。あなたは今、安らぎと言いました。その世界はまだまだ、とても、とても小さな世界です。もっと、もっと大きな世界に、あなたは存在しているんです。それがあなたです。

今、私達はその愛の世界を学んでいます。「愛」と、心を向けてください。そして、田池留吉、アルバート、お母さんと呼んでください。

愛と思い、田池留吉、アルバート、お母さんと呼んでみてください。

私は、何もありませんでした。私の中には何もありませんでした。私は卑弥呼という名前にこだわっていた自分を感じます。この広い、広い中に、私はああ、存在していたんですね。ただただ、ただただ広がっていく。優しい、優しい中に私は広がっていきます。