「卑弥呼、悲哀から目覚めへ」

19. 今もう一度、卑弥呼を思います。



卑弥呼よ、私はあなたに伝えました。

「あなたの中の喜びと温もり、母の思いがあなたの中にあるんですよ。そのあなたを思ってください。」と。

あなたはあなたなりにその思いを心に感じてくれたと思います。

どうでしょうか。今一度、私はあなたに思いを向けてみます。

どうぞ、今のあなたの心を語ってみてください。

私は、卑弥呼と呼ばれてきた意識です。はい、私は間違ってきたことがはっきりと自分の中で分かります。

私は何も分かりませんでした。何も知りませんでした。私自身を知らなかった。そんな私を今、心に感じています。

母の思いが心に響いてきます。私はずっと、ずっと、苦しい、苦しい暗い中で固まった状態でいたけれど、母の思いを心に感じたとき、母の思いが伝えてくれているんです。

「待っています。待っています。どうぞ、心を広げてください。私の中へ帰っておいで。戻っておいで。あなたの中の喜びと温もりはあなた自身。私の思いです。私の思いです。母の思いです。」

そんな母の思いを心に感じたとき、私は本当に自分の愚かさを感じました。ああ、申し訳ございませんでした。何も分からないのに、さも神を知ったかのように、神がこのように申していますと、神がこのように、私を通して伝えてきましたと、そのように己をただただ高く掲げてきただけです。

己を前に出してきただけでした。私は何も知らないで存在していたんです。だから、私はああ、自分の中を見ることをしなかった私は、この肉体を終えたあと、暗闇の真っ暗闇の闇黒の底に沈み込んで、そこでただただじっと、じっと固まる以外はありませんでした。

しかし、今、ああ私は、伝えていただいたことをやっています。

お母さんと呼んでごらんなさいと。そう私はお母さんを呼びました。

そうしたとき、私の中に温かい思いが広がっていくんです。お母さんの思いが伝わってくるんです。

「帰ってきなさい。帰ってきなさい。」

だから、私は、母を思います。私は自分の中をじっと、じっと、今、見つめています。感じています。感じることができるようになったんです。

ああ、私はそれがとても不思議だけど、嬉しいです。

固まるしか私はなかったのに、私は、じっと、じっと、自分を見つめることができる。母の中で、母の温もりの中で、私はじっと、じっと自分を感じていくことができる。これだけ私は少し楽になりました。

また私に何か伝えてください。私はお母さんを呼び、じっと、じっと自分を見つめています。ああ、私は少し楽になりました。お母さんと呼んでいきます。