人にはそれぞれ、豊富な知識と、自らの体験をベースにした思いや考え方があると思います。一人の人間としての生き様も様々にあると思います。しかし、そのこととは別に、確実に私達の周りに変化が起こってきていることを、私はお伝えします。
今はまだそのことに気付いていない人達も、やがて、自分の目を通して、耳を通して、感じていかれることと思います。
一言で言えば、それは天変地異の足音です。
どんなに自分達を守ろうしても、根こそぎ崩れ去っていくことを、体験されていくでしょう。私は、その足音、気配をもう間近に感じています。
書いてきましたように、これから、宇宙というものが、私達に深く関わってきます。私達に大きな影響を与えていきます。宇宙は、決して非日常的なものではありません。
繰り返します。宇宙というのは、一言で言えば、波動の世界です。波動、すなわちエネルギーです。
エネルギーは仕事をします。母なる宇宙という真実の世界から流れる波動、エネルギーが起こす仕事とは何か。
それは「すべての意識達よ、目覚めなさい」という呼びかけ、揺さぶりです。
私達人類は、エネルギーです。エネルギーが肉という形を持って、この地球上に生存してまいりました。
そのエネルギーはどこから来るのか、その源とは何なのか、それを知るために、本当に数え切れない転生を繰り返してきたのです。
「自分の原点を知る。」
「自分の源を知る。」
それが今、宇宙という波動の世界に心を向けていくことで、自分の心で感じ、そして、それが信じられるまでに至ったということだと思います。
「私達は、永遠の過去から永遠の未来へと続く中に存在している意識、エネルギーである。」
ということを、まず、今世を皮切りに、そして、これからさらに、そのことを知っていく過程にあります。
その過程において、宇宙というものが、大きく関わってくることを、ここにお伝えしたいと思います。
いよいよ、そして、さらにこの地球上に展開していく「天変地異の流れ」です。私は、嬉しくて仕方がありません。
なぜならば、私達が自らの間違いに気付いていくことができるように自らをいざなっていることを感じるからです。
それは、自分達が「愛」そのものであることを物語っている動かぬ証拠です。私達自身が「愛」だからこそ、自らを誘導していくことができるのです。
私達は、過去からずっと、「母の心、母の温もり」を、心の中から葬り去ってきました。しかし、それは厳然として存在していたことを、自らの体験により気付いていく、そのような壮大な計画が用意されています。
ひとつの転生があれば、そこに様々な人生ドラマがあります。そうです、人生はドラマです。
しかし、ドラマをドラマとして見ることができずに、そのドラマに感情移入をして、結局は自分の人生の焦点をぼやかしてしまう結果となってきました。
ドラマはドラマであって、そのドラマに重点を置くのではなくて、ドラマを見ている自分の思い、心の世界を重視していくことが、人生の焦点でした。
その焦点がひとつのポイントにしっかりと合ってくると、人生の本当の意味が分かり、人生は喜びであることも分かってきます。
天変地異もまた、人生のひとつのドラマです。壮大なドラマです。
そのドラマから、何を見て取っていくのか、それをこれから、それぞれが学習していくのだろうと思います。
形の世界の中に留まっているところから、「自分を解き放していきなさい。」
その呼びかけ、揺さぶりを、これから、あなた自身は、どのようにとらえていくでしょうか。
「自分を解き放していこう。」
あなたの心は、そのように、反応していくでしょうか。
呼びかけや揺さぶりは、何度も続いていくと思います。自分を自分で解き放していくまで、それぞれの地獄は続いていくでしょう。地獄とはそういうことです。
従いまして、次章は、これから人類に目覚めを起こす天変地異を中心に構成していきます。
天変地異から流れる優しく力強い波動の世界を、どうぞ、感じていってください。
ただし、「母の心、母の温もり」を忘れ去った心の世界では、天変地異は恐怖以外の何物でもありません。