天変地異という流れは、決して避けて通れないものです。
それは、母なる宇宙の波動に触れた意識の目覚めがあったからです。
天変地異は、私達の中の宇宙が起こしていくものです。
だから、私達の中が目覚めていけばいくほど、その呼び声は力強いものになってきます。目覚めは喜びです。宇宙が喜びの渦の中で、今か今かのゴーサインを待っています。
その喜びが、どの程度のものであるかという一例に、地軸の傾きを変えていくほどのエネルギーと表現できるかもしれません。
それは、人智の及ぶ範囲を逸脱(いつだつ)しています。何もかもすべてを捨てて、自分に委ねていくしかありません。
もちろん、自分に委ねていくといっても、今の形ある自分に委ねていくことではありません。そもそも、そのようなことができるはずはないのです。
肉というものは、一様にして愚かなものです。また、肉というのは形であり、形というものは、いずれ消えていくものです。消え去っていくものに委ねることはできません。
そうではなくて、消え去る形から思いを離し、自分は厳然(げんぜん)として存在していることを心で知った時に、委ねていくことができる自分というものが、大きく自分の中に広がっていきます。
すなわち、その広がりの中に、天変地異もまた同化していくのではないでしょうか。
すべてがひとつとなって、次元移行をしていく瞬間だと思います。