250年後の来世やUFOの話など、荒唐無稽(こうとうむけい)な話だと、お笑いになられるかもしれません。それを証明し、信じるに値する資料など、どこを探しても見つかりません。
それよりも、これから景気はどうなるのか、少子高齢化社会の将来はいかにとか、もっと身近なところでは、今晩のおかずは何かというほうが、現実味があります。
しかし、あなたが、今、肉眼と、心の目の両方の目を兼ね備えていたとしたならば、決してそうは思わないはず、思えないはずです。
肉眼を通して得る世界は、確かに、今、現実です。しかし、それは、心の目を通して感じていく世界の現実には、及びもしないことだとなっていくと思います。
今は、日々の暮らしに沿ったハウツーものばかりが、もてはやされていますが、それでは対処し切れなくなってくる時が、間近にやってきます。外に求めてきた情報など、何の役にも立たない、何の値打ちもないと思う時が、やがてやってくるでしょう。
それは、「私が今、知りたいものはそんなものではない」と、心から叫び出したくなる状況です。
今現在、それぞれの環境の中で、様々な悩みや苦しみを抱えておられると思いますが、これから遭遇する出来事は、その程度のものではないことを、ここでお伝えしておきます。
あなたの外から、そして、中から、異変が突き上げてくるのです。
あなたの身体(からだ)がバラバラになって飛んでいくほどの衝撃を、あなたの心(意識)は受けていかれるだろうと思います。身体(からだ)を突き抜けていく衝撃は、今までの自分の生き方の方向を変えざるを得ないほどのものだと思います。
あなたのその目を通し、耳を通し、そして、身体(からだ)全体で受けていく衝撃は、想像を絶するものということになります。
それほどのものを受けていかない限り、人間の思い、意識は変えることはできないのです。
その体験を基に、それから後(あと)の自分の進むべき方向を、それぞれが自分で選択し、それを速やかに遂行していくのだと思います。
私達とともに次元移行するのか、そうでないのか、すべては自分の意識の世界が最高責任者であるのです。それぞれの意思決定が必要です。
強い意志のもとに、何が本当に自分を奮い立たせていくのか、自分の中で、きちんと見つめていくことが、最も大切なことだと、私は感じています。
あなた自身の心で感じ、あなた自身の心で答えてくれている思いに、ひたすら真摯(しんし)な思いを傾けて、これからも存在していくことに尽きると思います。
せっかく、お母さんから肉体をもらってきたのだから、本気になって真剣に、そして、もっと大きく広く自分の行く末を思いませんか。
肉のご自分を楽しませること、喜ばせること、仕事や家族を含む肉の生活の中で、元気に活動されること、それはそれでいいと思います。しかし、それのみでは、何とも残念な人生ということになるかと思います。
そのような、一過性の楽しみや喜び、生きがいではなくて、もっと、奥深い世界に触れられたらと思うばかりです。
お金を信じる人は、いずれお金に裏切られます。あなたの愛する人は、どうでしょうか。
その前に、あなたはご自身を信じていますか。
自分を信じられずに、人を愛することなどできないと、私は思っています。自分を肉として見て、相手も肉としてとらえる、その段階でどんなに愛しい思いを抱(いだ)いたとしても、その愛は、やがて愛しい人も、そして、あなた自身でさえも、裏切っていく結果となっていくでしょう。その愛はいずれ消え去っていく影だからです。
消え去っていく影を悲しんでも、悔やんでも、恨んでも、仕方がないではないですか。固執(こしつ)する思いが苦しみを募らせていくだけです。
それよりも、視点を変えていきましょう。
あなたとともに歩む仲間は、あなた自身なのではないでしょうか。
そして、「あなたは私、私はあなた」を、本当に心から信じ思える意識の存在に気付くことが、あなたの幸せに、そして、喜びに繋がっていくのではないかと思いませんか。
あなたに数え切れないほどの肉体を持たせてくれたお母さんの意識は、いつも、いつもあなたに、そのことを伝えてくれていたに違いありません。
しかし、あなたは、「私の存在に気付いてください」というメッセージを、繰り返しドブに捨ててきたご自分であったのです。そのことに、自らの体験を通して、知っていってください。
私もまた、そのような転生を数限りなく繰り返してきた結果を、自分で受けてまいりました。そして、自らの方向転換を今世、させていただきました。
したがって、その愚劣さも、哀れさも、苦しみも、悲しみも、全部、肉を持てば当然だと感じています。
当然ですが、しかし、それでは何も事は解決しない、事態は前に進んでいかないこともまた、承知しています。
肉からの脱却がない限り、何をどのようにしても、決して地獄から抜け出すことはできないと、心より感じています。
自分自身を地獄から解き放つことを、ただひたすらにしてくださいと思うだけです。
「ともに歩んでいきたい」、あなたの地獄の奥底の声が、私には感じられるからです。
ただし、それはあなた自身に意識の変革がなければ、どうしようもないのです。
それでも、私は、その意識達に、これからどんどん呼びかけていくつもりです。
宇宙へ発信する思いと、宇宙から発信される思いとが、ともに歩みを進めていく方向に、これからなっていくことを、お伝えしておきます。天変地異という形で、そのメッセージを、お伝えしていきます。
母なる宇宙からのメッセージは、これから、どんどんどんどん発信されていきます。
先に語らせていただいた通り、私は、「私」の存在を知ったから、私は「私」とともに、今世の肉を持つ時間を淡々と過ごし、そして、250年後を待ちます。
250年後の肉を携えて、「私」とともに広げていく人生のドラマは、圧巻だと思います。
私は、250年後、母なる宇宙が、私達を待っていることを、全宇宙へ発信していきます。そのために、私は肉を必要とするのです。
地球という星に、その拠点を置き、そこから発信していくのです。
私は、UFO達の飛来を感じます。UFO達とともに、次元を超えていくことも感じています。
「ああ、母なる宇宙よ、私達はあなたとともに、三次元から四次元へ移行してまいります。」
私が、ずっと探し求め続けてきた世界が、今、私の心の中で段々に明らかになってきているのです。
「ここに帰りたかった。」
その思いが、ずっと自分を繋いできたことを感じさせてくれるし、その思いが、これからの私を導いてくれる手ごたえを、今ずっしりと感じています。
人類に気付きと目覚めを呼び起こすエネルギーが、どんどんどんどん宇宙から流れていることを感じています。
繰り返します。
宇宙とは、遠くにあるものではありません。宇宙は、私達の心の中にある世界です。
その世界から、今、どんどんどんどんエネルギーが放出されています。
大いなるパワーの源、大いなる温もりの源、そのエネルギーが宇宙そのもの、私達そのものであることを、これから地球上で体験されていくのでしょう。
最後に、「人として、肉を持たせていただいた意識として、今ある時間を大切に、自分をこよなく愛すること、それだけが望まれていることです」という言葉で、この章を締めくくります。
追伸
第三章の「4.田池留吉の宇宙は、母なる宇宙でした」のところで、母なる宇宙への思い、母なる宇宙からの思いが、今世、ようやく自分の中で出会いを実現できたと書かせていただきました。
その母なる宇宙への思いと母なる宇宙からの思いを追伸として掲載しています。
また、私は、母なる宇宙と思った時に、私達の学びの場であったこの地球という星に思いが向いていきます。そこで、愛しき地球という部分を、拙著「宇宙の風」より抜粋したものを掲載させていただきました。
母なる宇宙への思い
私達は、あなたの許に帰るために、この地球上においても、数え切れないほどの転生を繰り返してまいりました。地球以前の時間を加えると、果てしない過去からずっとあなたを探して、宇宙をさまよい続けてきた意識です。
あなたを心から捨て去った私達は、真っ暗な宇宙を自分の中に広げてきました。どんなに幸せと喜びを求めてきたことか。それがことごとく失敗に終わってきたのです。私達はあなたを恨みました。呪いました。
「なぜ私達を見捨てたのか。なぜ私達をこんなに真っ暗な中に突き落としていったのか」
心の奥底で「あなたに帰りたい」と叫びながら、その叫びを自ら押し留めてきた私達がありました。長かったです。長くて苦しくて、いまだにたくさんの私達の仲間は、本当のことを知らずに、苦しみの淵に沈んだままの状態です。
そのような状態の私達に、今世という時間が与えられました。
私達は、決して選ばれた特別な存在ではありませんが、今世という時間の中で、真実の波動の世界に触れていきたいと心に強く願って、それぞれが、それぞれの肉を選び、環境を選び、そして、学びに集うことを誓ってきた意識です。
さらに言うならば、本当にどうしようもないほどに地に落ちてしまった私達だから、今世の時間を自らに与えたということです。
今世、学びに集ってきた私の仲間達には、まだその自覚がない人もかなりありますが、間違いなく私達は、自分との固い約束がありました。
母から肉体をもらって、この世に出てくるということは、すべての意識にとってのチャンスであることに違いはありません。
しかし、実際に学びに集える、真実の波動の世界に触れるチャンスがあるというのは、本当にその中で一握りの意識なのです。だから、特別だという思いを広げてきた人もありますが、私は、そのことをただただ喜んでいきました。そして学ばせていただきました。
私は自分の道を、ただひたすらに歩み続ける喜びを知ったのです。
心を見て、自分のエネルギーを感じて、本当にそうでしたと何度も自分の中で、頷いてきたのです。
今、目を閉じて母を思い、宇宙へ思えば、確実に響いてくる波動の世界があります。いえ、目を閉じなくても、ふと思うだけで嬉しいです。
たくさんの過去からの思い、過去世達を心に抱えて、私は、今、肉を持っていることを、ごく普通に感じています。私は意識の集合体なのだと感じています。
そのひとつひとつが、喜びを伝えてきてくれます。
「ようやくですね。やっと、やっと、私達は、お母さんの許へ帰れるのですね」と、ともに帰ることを何よりも喜んでいます。
「私達は苦しみではありませんでした。母を捨てたのは私達でした。母はいつも私達に伝えてくれていました」と、それぞれみんな一斉にそのように語ってきます。
「お母さん……、ありがとう」心の底から湧き上がってくる喜びの思いに、どれだけ今が幸せであり喜びであるのか、とても言葉では言い尽くせないものを感じてきました。
そういう意味においても、今世の肉は最高に幸せな時間と空間を得ています。
お母さん、私はさらに心を見て、母なる宇宙へ帰る準備を着実に整えてまいります。それが私の喜びでした。それが私の幸せでした。
私達の宇宙は、私達を待ってくれています。喜びで待ってくれています。
そのことを伝えてくれた田池留吉氏の肉には、ただただ感謝しかありません。ありがとうの思いしかありません。
あなたとの出会いにより、私はようやく自分の宇宙が喜びであり、喜びの宇宙とひとつなのだということを、確認させていただきました。
波動の世界でした。宇宙からの波動を心に受け止め、心に広げ、そして、宇宙へ思いを向ければ、どんなに幸せな存在であったのか、今、しっかりと感じています。
母なる宇宙からの思い
ありがとう、ありがとう、私に心を向けてくれてありがとう。私はあなたを信じてきました。ずっとずっと信じて待っていました。
宇宙は、これからどんどん変わってまいります。どうぞ、喜びで私の思いを受けていってください。ともに喜びを広げてまいりましょう。
私達はひとつです。お母さんを思うことをしていってください。
この世でただ一人、あなたに真実を伝えてくれたのは、あなたを産んでくださったお母さんです。そのお母さんの本当の思いに触れずでは、何も分からない、何も変わらないことを知ってください。
これから、あなたの周りを眺めていけば、肉を本物とする意識がどれだけ愚かであるのか、さらに激しく訴えてきます。
あなたは、ただ私に心の針を合わせ、母なる宇宙を思うことだけをしてください。
もちろん、心は様々な波動を受けていくでしょう。心の針を合わせることや、母なる宇宙の波動を知らなくては、そういったものに飲み込まれていきます。
しかし、何も案ずることはいりません。心で確かに感じている温もり、広がりの波動の世界は、それらを大きく包んでいくことでしょう。
私は、学びに集ってこられた方々に、そのお勉強をしてくださいと伝えてきました。
「自分を救うのも、そうでないのも、全部自分の世界のことです。それが意識の世界ですよ」と、何度もお伝えしてまいりました。
あと残されているのは、それぞれの実践だけです。
もうご承知の通り、これから250年に至る時間は、激動の時間です。人類がいまだ体験したことのない激動の時間を経てまいります。
そして、250年後の再会、出会いとなるわけです。
私は、嬉しくて、嬉しくて、仕方がありません。ともに喜びを感じていけることが、私の喜びでございます。
250年後には、一人でも多くの方々と、ともに喜び、喜びを広げてまいりたいと思っています。
どうぞ、喜びで生まれて、喜びで死んでいってください。
なぜ生まれてくるのか、なぜ死んでいくのか、それぞれの時間の中で、お母さんに思いを向けて、自分自身に聞いてください。
必ず、お母さんはあなたに伝えてくれます。「母の許に帰ってきなさい。それがあなたの幸せですよ。あなた自身の喜びに帰れることを信じていってください。待っています。いつまでも待っています。」
私は、母なる宇宙から、今、あなた達に送ります。
「私の喜びはあなたの喜び、あなたの喜びは私の喜び。私はいつもいつも、あなたの心の中で待っています。あなたが私に応えてくれるのを、いつまでも待ち続けています。」
愛しき地球
私達が、今、生活をしているこの地球を思ってみます。
地球は意識。優しい、優しい意識を感じます。
地球は、私達に優しさを、絶えず、絶えず伝えてくれていました。
母なる宇宙の中にある意識。その一つが、形となって表れてきた地球です。
その地球に、私達は、長い、長い間、肉という形を持って自分を見つめる時間を用意してきました。
地球に思いを向ければ、「地球よ、本当にありがとう」、そのような思いが湧いて出てきます。
私達が流してきたエネルギーを、その中に受けてくれてきた地球の優しさです。
私達は、どんなに凄まじい(すさ)エネルギーで、この地球上で存在してきたか。
ああ、それにしても、地球から返ってくるものは、ただただ優しさです。温もりです。気付きを、促し(うなが)を、与えてくれていました。
今、私は、母なる宇宙の中にある地球を思っています。
地球は、応えてくれます。
あなた達が、私達の中に流してきたエネルギー、そのエネルギーを、私達は、これから、あなた達に戻してまいります。
しかし、私達が、あなた達に返していくのは、ただただ喜びだけです。
喜びの思いで、あなた達が流してきたエネルギーを返していくのです。そのことを、どうぞ、それぞれの心で感じていってください。
私達のこの思いを受け取っていってください。
天変地異という形で、私達は、あなた達に返していきます。
母なる宇宙の中にある私達です。その宇宙と心を一つにして、私達の中から、天変地異という喜びのエネルギーを流してまいります。
どうぞ、地球上に肉を持つ意識達よ、この天変地異の喜びのエネルギーを受けていってください。
そして、どうぞ、気付いていってください。自分達の本当の姿に気付いていってください。
それが、これから、250年、300年の時間です。
私達地球の意識を、どうぞ、どうぞ、しっかりと心で受け止めていってください。
私達は喜びです。母なる宇宙の中にある喜びの意識です。
今、私は、地球の思いを聞かせていただきました。
遥か(はる)彼方の宇宙から、この地球を目指してエネルギーが集合してきます。
形としては、隕石(いんせき)がぶつかってくるという現象かもしれません。
しかし、それはすべて、宇宙に広がる喜びのエネルギーです。
その中で、地球という星も、喜びのエネルギーを噴き出していきます。
そうして、宇宙は一つになり、喜びのエネルギーに満たされていくのです。
すべては、母なる宇宙の中の出来事です。温もりの中の出来事です。これこそが、愛の中の出来事なんです。
地球は、自らの軌道を変えていくでしょう。それほどのエネルギーをもって、私達真実を知らない意識に伝えてくれるのです。
母なる宇宙の中で、みんな心を一つにして、喜びに帰っていくことが待たれています。
私達は、この青く輝く地球という星に降り立って、長き時間を経てきました。
すべては、母なる宇宙に帰るためです。
地球にありがとうの思いを寄せて、私は、あと少しの間、この空間に存在します。
今、自分に思いを向け、そしてこの地球とともに過ごしてきた時間に思いを馳せる(は)とき、ここに降り立ち、そして、数限りなく、肉という形を持たせていただいたことに、万感の思いを感じます。
母なる宇宙への道筋をしっかりとつけ、優しかった地球に別れを告げていくことは、喜びです。
地球に思いを向けたとき、地球は、自らの軌道を変えていく、私の心から、淡々とこのような思いが出てきました。
地球自ら軌道を変える、そうですね、そうして地球上に大規模な天変地異が起ってきます。
そうすると、たくさんの陸地が、島が、海の底に沈んでいきます。
かつて、私達が体験してきたそれ以上の天変地異が起ってきます。
かつて、私達は、大きな大陸が沈んでいくときに、それぞれ、どこかで肉を持ち、その体験をしてきました。
その体験を遥か(はる)に上回る天変地異が、これから、250年、300年の間に、起ってきます。
大陸が沈んでいくんです。一瞬のうちに沈んでいきます。
地球自ら、その軌道を変えるのです。すごいエネルギーです。すごいエネルギーが宇宙に、意識の世界に働いていきます。
それは、本当に想像を絶するほどの規模で、宇宙全体に促されて(うなが)いくのです。今のような規模の天変地異ではないことは、明白です。
これから、地球上に肉を持つ意識達の多くは、大変な心の体験を経ていきます。
だからこそ、私達と250年後に出会ったときに、茫然(ぼうぜん)自失(じしつ)のままの意識の世界に、自ら衝撃を与え、自らを目覚めさせていけるのです。