第二の人生
― ラストチャンスです ―


第3章



3.原点回帰


 そろそろ、本書を閉じるにあたって、さて、どのように進めていこうかと思案していたところ、ふと、私の中から、「原点回帰」という言葉が浮かんできました。
 唐突に出てきた言葉ですが、今、私の中に上がっている思いを、ここに綴り、本書の締めとしたいと思います。
 
 私達人間の原点は、母の温もりです。
 この場合の母とは、もちろん、父親、母親というところの母ではありません。
 温もりの世界が、私達の原点です。
 私達は、温もりから生まれてきました。
 そして、私達は、温もりへ帰る過程にあります。
 そうです、私達人間は、温もりから出てきて、温もりへ帰る旅の途上にあるのです。
 
 確かに、私達の原点は温もりの世界でした。
 その原点である温もりから出てきてというのは、温もりを捨て去ってきたという意味です。
 人間には、温かい慈しみの心があるのではないかと、言われるかもしれませんが、温もりを捨て去ってきたという温もりとは、繰り返し語らせていただいているように、自分の本質、本当の自分を言います。
 私達人間は、自分の本質を見失っている状態です。
 いいえ、もっと、深刻です。
 見失っていることにも、気付けていない状態です。
 今は、確かにそのような状態です。
 しかし、いつまでも、そのような状態が続いていくのかというと、そうではありません。
 ということは、これから、本当に、日本はもちろん、世界各地で、大変なことが起こってきます。
 もちろん、その兆しは、すでにあります。
 しかし、その程度では、私達人間は、何も気付けていない現実も見落としてはいけないと思います。
 本当に、私達は、まだ何も気付いていないのです。
 
 ある人達は、日々の暮らしに汲々《きゅうきゅう》として、またある人達は、日々の暮らしに満ち足りて、そして、ある日突然、遭遇するのです。
 自分の心を見ることを知らない人達は、自分が遭遇している現実を現実として受け入れるまで、さあ、どれくらい時間を要するでしょうか。
 そういうことを、何度か繰り返して、人間は、ようやく、何かを感じ始めるのです。
 
 自分の原点を忘れ去った心に、さらに、原点回帰の衝撃が走ります。
 原点を忘れ去った意識は、マイナスのエネルギーをどんどん作り出し、マイナスをさらに増幅していきます。
 増幅したマイナスのエネルギーは、地球を覆い尽くし、そして、どんどん宇宙へ放出されていくのです。
 その過程において、地球上では、様々な出来事が起こります。もちろん、未体験規模の自然災害も然りです。
 今は、まだその前哨戦《ぜんしょうせん》と言えるでしょう。
 しかし、私達人間の飽くなき欲望は、それで留まることはありません。
 祈りが続きます。平和を願い、安穏を祈り、マイナスのエネルギーを、宇宙に垂れ流すことを続けます。
 その中で、私達は、宇宙を含む大きなスケールの天変地異に遭遇するのです。
 天変地異イコール死という規模のそれは、まさに、私達にとって、原点回帰を促すプラス、プラス、プラスのエネルギー、波動です。
 そのエネルギーは、マイナスで覆い尽くされている宇宙を大きく包み込んでいきます。
 マイナスのエネルギーで満杯だった私達の心の中にも、プラス、プラスのエネルギーが作用していきます。
 しかし、原点に帰りましょうという促しに、すべてが応じていくかどうかは、定かではありません。
 マイナスのエネルギーのまま、留まることもあるでしょう。
 一方、呼応する意識は、ともにひとつになって、原点回帰の旅を続けていく道筋にあります。
 
【 三次元という次元を超えていきましょう。】

 力強いメッセージが原点回帰の衝撃として、私達に届く時も、もう間近に迫っています。