人はやがて死んでいきます。自分の死後はどんな状態でしょうか。死んでもなお、語ることができるでしょうか。
死ねば、自分しか存在しない世界に帰っていくのです。帰っていくという表現から、どこかへ向かうようですが、そうではありません。
田池留吉の世界にしっかりと心を向け、自分の心の針をその世界に合わせていけば、人間というものは消えてなくなるものではないことを心で感じてきます。つまり、死んでもなお、そこに存在していると感じるのです。
私はこれまで記してきましたように、田池留吉のもとで学ばせていただいてから、すでに二十年近く経っています。
その間の大きな山場は、私の父の死でした。二〇〇一年一月に父が亡くなってから、今年で十年目を迎えようとしています。
もちろん、その間、私自身は、田池留吉の指し示す方向に真摯に学んできたと思っています。十年一昔ではありませんが、十年前の私と今の私とでは、意識の世界について、格段の差があります。
今の状態ならば、学びにほとんど触れることなく死んでいった父に、何かを感じてもらえるのではないかと思いました。
生前、父は田池留吉の肉との出会いを望んだけれど叶わなかった当時を振り返り、私は、今、自分が感じている世界を、父の意識に、ほんの少しでも届けることができたらと思いました。
なぜ、私が父に対して、ここまで思い入れが強いのかと言いますと、私がこの学びでいうところの意識の転回の緒につけたのが、父の死という現象だったからです。
私は、その現象により、私達人間は、死んでもなお存在している、つまり、私達の本当の姿は形ではないんだと心で本当に実感したのです。
だから、私は、あの二〇〇一年一月の時点から、本格的に真実の道を走り出したと言っても言い過ぎではありません。
そういうチャンスに恵まれ、また、そのチャンスを転機にして、私の真実への道は、一気に加速し出したのです。
もちろん、それまでに、私は、私なりに心に感じる世界もありました。真実の波動を心に感じて受けた衝撃がその前段階としてありました。助走をして、来るべき時期に向けて、準備を整えていたからこそ、しっかりとチャンスを活用できたと思っています。
私の今世の計画に大きく関わってくれた父の意識に、私は、温もりを伝えたい、固く閉ざした中でほんの微かでもいいから、ふっと心が緩む時を感じてもらいたいと思いました。
そして、それは、その人、田池留吉が伝えてくれたことを、私の中で実証できるいいチャンスだと思っています。
本当に心で学べば、波動として、エネルギーとして仕事をしていくことができる。そして、そうすることが本来、人間が生まれてくる理由、つまり、肉という形を持ってくる喜びなんだ。私は、この試みを通して、そのことを自分の心の中で確認していこうと思いました。
では、丹田呼吸をして、軽く目を閉じて、田池留吉のほうに心を合わせ、父を呼んでみます。以下、その作業を、少し時間をおいて、五回試みました。
【一回目】
塩川真太郎さん、あなたがその肉を捨てて、もう十年の年月が流れています。私は、当時、あなたの意識とともに、学ばせていただきました。
私は、今、あなたの意識に思いを向けています。
私は、当時から今に至るまで、自分の心を見る、そして、母を思い、自分の中に温もりの世界、広い、広い温もりの優しい世界、本当の自分があった、その真実の世界を学んできました。
確かに心に伝わってきた世界があるんです。温もりの世界がありました。私の中に温もりと喜びと優しい、優しい母の中に生きてきた私を感じてきました。今、そのほうに思いを向け、あなたと語らせていただきたいと思っています。
心を向けてみます。
異語。
分かりますか。あなたに語りかけています。温もりの波動です。私は、あなたに思いを向けています。
………………………………………………。
異語。
………………………………………………。
お父さん、私は、あなたの意識に思いを向けてみました。何かを語りたい、語りたい、語りたいけれど語れない、重い、重い、とても重い世界にいることを感じます。
だけど、私は、あなたに、あなたは温もりなんですよ。心の中に温かい優しい思いがあるんですよ。そうやって、私は、あなたに伝え続けます。これからもあなたに伝え続けます。
お父さん、あなたを思うとき、私は、ありがとうの思いだけしか出てきません。
どうぞ、心を開いていってください。自分の心を開いていってください。
異語。
「神を求めてきました。心を縛って生きてきました。冷たく切り裂いてきたこの心の中に、冷たい、冷たい私がいた。苦しい私がいた。自分を殺して生きてきました。」
父の意識が、苦しい中から、少しだけ語ってくれました。父の意識から、修行というものが伝わってきました。語れない世界から、少しだけ語ってくれたことが、嬉しいです。意識が、ほんの少しでも温もりを感じてくれたのかもしれません。
私は、また、もう少し時間を空けて、父の意識に語りかけたいと思っています。どのように変わっていくのか、変わっていくということは、そこにエネルギーが作用しているのです。
そのエネルギーを、自分の中で感じていく学びをしていきます。
父は、田池留吉の肉を知りません。田池留吉の声は、一度だけ電話を通して耳にしました。その意識が、これからどのように変わっていくのか、私は、自分の心で、この実践を通して学ばせていただけることを嬉しく思います。
自分しか存在しない世界に帰っていく、肉を離せば、自分だけの世界があるだけです。
死んだということも、なかなか気付けないでしょう。気付けないまま固まってしまいます。
あるいは、「自分は死んだんだ」と思った瞬間から、グワっと自分の闇のエネルギーが覆いかぶさってくる、それが死後の現実だと思います。冷たくて、重苦しい中に自分を沈めてしまい、そのまま固まってしまいます。語ることなど、到底できないでしょう。
このことを、念頭に置きながら学びをしていきましょう。
一体、自分の意識の世界がどのような状態であるのか、自分の中で確認しながら、今世の時間を過ごしていくことが肝要だと思います。
その確認をするチャンスが、これからそれぞれの周りで現象化してきます。
それらの現象とともに、自分をしっかりと見つめていくだけです。その時には、もちろん、田池留吉の肉はないでしょうし、ただ、自分を見つめていくだけです。喜びで自分を見つめ、自分を見つめながら喜びを感じていく、それが次の転生に心を繋いでいく一歩です。
【二回目】
父が死ぬ何カ月か前から、父の意識と学んできた思いが蘇ってきます。
私は、再び、父の意識と学びたい、そんな思いが、最近出てきています。今日も、父の意識に思いを向けてみました。
塩川真太郎さん、私達は、みんな、みんなお母さんの優しい温もりの中にあります。私達の本当の世界は、温もりの世界です。
自分を縛って苦しめてきた世界は、本当の世界ではないんです。
自分を殺して生きてきた、あなたの過去、あなたのたくさんの意識、その世界、神、仏を求めて、求めてきた世界、とても苦しかったですね。
母を捨て、母の温もりを捨て、一人寂しく彷徨ってきた世界を、あなたは、ずっと、生き続けてこられました。
そのあなたが、私達と時を同じくして、母から肉をいただきました。相変わらず、心を縛り、あなたは自分の穴蔵の中で、ずっとその生涯を過ごしてきたけれど、あなたの死ぬ直前、少しあなたは、温もりを感じられたはずです。田池留吉という世界、その温もりを、私は、あなたに伝えさせていただきました。
心からありがとうの思いを、あなたは肉を持っている間に伝えてくれました。そして、あなたはその肉を終えていきました。あなたは、あなたの世界へ帰っていったのです。
あなたの肉は、今はありません。しかし、私は、あなたの存在を感じています。心の中から、あなたに呼びかけています。私の思いは、あなたに、この温もりを伝えたい、そういうことなんです。
温もりを少し感じていただきたい。そして、そんな中にいることを、ほんの少しでもいいから知ってほしいと思います。
心を開いて、温もりが私だと、そのほうに思いを向けてください。
異語。
私は、あなたに今、呼びかけています。温もりの思いで、あなたに呼びかけています。何でもいいです。あなたを語ってみてください。
異語。
あー……、あー……、あー……、あー……、あー……、あー……。
あー、この重苦しい重圧の中にある。ああ、だけど、今、語れることが、う、れ、し、い。はぁー……、はぁー……、あぁー……。
す、こ、し、い、きができます。はぁー、息ができます。はぁー、はぁー、はぁー。
あぁー、あぁー、あぁー、あぁー、あぁー、はぁー、はぁー。
はい、ほんの少しでもいいです。あなたは、重くて狭くて暗い世界にいるけれど、開いた温かな明るい世界があることを、知ってください。
私は、伝えていきたいです。私も、そんな中にいたからです。
私はあなた、あなたは私。私は優しい思いを、すべての意識達に向けてまいります。
ああ、お母さん、ありがとう……、ああ……。
異語。
あぁ……、田池留吉、嬉しいです。心を向ける喜びを感じています。
田池留吉、私は、暗い、暗い真っ暗な世界に心を向ける喜びを感じています。自分の中に、本当の喜びと温もりを知った心の中に、暗い、暗い、真っ暗な、それこそ、息もできないほどの地獄の中にある意識達に思いを向ける喜びを感じています。
はい、伝えたいです。どんどん伝えたいです。心を向けていきたいです。
心を向けていけばいくほど、私の中に喜びが伝わってきます。
深い、深い、喜び、優しい、優しい、本当に優しい思いが伝わってきます。とっても嬉しいです。はい、どれだけこの時を待ってきたことか。はい、心の中から突き上がってくる思いは、待ち望んできた思い、意識達の喜びです。あぁ……、あぁ……、あぁ……。
私が、父と語り合いたいという思いが強いのは、確かに肉の情という部分もあります。
しかし、私が意識の転回の緒についたのは、父の死という現象に間違いはありません。
それまでの私の学びが、その現象の中で方向を定め、そして、成果を現し始めたのです。
父の病気と死は、私にとって、大きな一点でした。
斎場で、父を見送ったときに出てきた思いは、今も心にあります。
私達は、二五〇年後に出会いましょう、私は、そう思いを投げかけました。自然に私の心からその思いが出てきました。
二〇〇一年のあの当時から、いよいよ私の真実への道は走り出したのでした。
今、田池留吉の世界に心を向ける幸せな時間をいただいています。
田池留吉の世界を思い、宇宙を思う喜びを心で確信する道を、私は、一歩、一歩、歩んでいます。今世の時間、可能な限り、私は私の中を見て、感じて、そして、真実の方向へさらに歩みを進めていこうとしています。
それが私だからです。それが私の本当の思いだからです。
田池留吉の肉、意識、私の肉、意識、すべてが、ともに、ともに学ばせていただけることが、本当に嬉しいです。
【三回目】
再び、父に思いを向けます。父の意識に思いを向けてみます。優しい思いを向けてみます。お母さんにいただいた心、ともにあることを伝えます。私はあなた、あなたは私。そのように私は、あなたに伝えます。
暗黒の世界を広げてきたのは同じです。ともに、心を見つめてまいりましょう。
はい、はい、はい、思いを語ることを喜びとしていきます。語れることが喜びです。はい、少し語れることが喜びでした。私の中に喜びの思い、温もりの思いを感じます。たくさんのエネルギーの中にほんの少しだけ、その喜びのエネルギー、温もりのエネルギーを感じます。
母の思いが少し伝わってきました。心の中に、暗い、暗い心の中に、優しい思いを感じるとき、私が私を語れます。私の中が少し緩み、私が私を語れる、その喜びを私は、今、感じています。
苦しい中を生き続けてきた心です。はい、私は、母に思いを向けなさい、そのように伝えていただきました。
母に思いを向けるとき、心の中に、この思いが出てきます。
母の思いに背いてきた心、その思いの中に沈んできた心、母に思いを向けることなく今まで過ごしてきた心、その思いがとても苦しく、私の中に沈んだ状態になっていました。
心を温かいほうに向けると、どんどん私を語りたいという思いを、今、感じます。お母さんと呼んでみたくなります。お母さんと呼んでみたい。そう呼んでみたい。素直に呼んでいけなかった私の中に、素直に呼んでみたいと、この心が少しだけ広がってきました。
私の中に、喜び、素直な思いがありました。お母さんと素直に呼べる私がありました。苦しい、苦しい中に生き続けてきた私でした。母の温もりなど知らなかったです。
心の中に闇をたくさん抱えたまま生きてきました。閉ざした中に、ずっとずっと閉ざした中に、重苦しい中に生き続けてきた心に、優しい思いが届いています。しっかりと、しっかりとその思いを受けていきたいと思います。
心を語らせてください。これからも心を語らせてください。
呼んでください。思いを向けてください。私はそのように伝えています。
はい、優しい思いで抱きしめたいです。心の中に苦しい思いが感じられます。苦しい思いを抱きしめて、抱き止めて、そして、語らせてあげることが喜びだと私は感じました。心をひとつにして、心を語りなさいと、そうやって思いを向けること、それが愛でした。心を語りなさい、そのように言ってあげられることが愛でした。優しい思い、母の思いを向けること、その思いを向けることが愛でした。母の思いを向けることが愛でした。心の中に安らぎを感じてくれている喜びが、今、私に伝わってきます。
何もなくても、この安らぎと喜びと温もりがあれば、息がつけるんだなあと思います。語れることが喜びなんですね。
少し小さな穴を開けて、そして、そこから温かい優しい思いを感じていけることが喜びなんですね。その小さな、小さな穴を開けてあげられること、そのことが喜びのエネルギー、仕事をすることでした。心を向けたとき、そのように感じます。
小さな、小さな穴でいいんです。そうやって、私は苦しい思いに、小さな、小さな穴を開けてあげられる今があります。喜びの思いを感じてくれていることを、実感しています。
私は幸せです。大きな、大きな闇を抱えてきました。私自身も大きな闇を抱えてきました。しかし、私は私の中を見つめてきました。心の中に本当の安らぎと柔らかな、柔らかな波動を持った私自身を感じてきました。その私自身を、少し、もう少し心に広げ、そして、ふっと思えば、こうやって通じていくんですね。まだまだ何も知らないのと同じ意識に向けて、私は、このように伝えることができて喜びです。
その喜びは、大きな喜びとなって帰っていくでしょう。私は、それを信じています。このことを、私は、やり続けます。
自分の心に感じた安らぎ、柔らかな波動の世界を、ふっと心を向けることで、暗黒の世界に伝えることができます。
宇宙に伝え続けます。これが私の喜びでございました。父の意識を通して、私は学ばせていただいています。これからも、そうして心を向けることを学んでまいります。
田池留吉にしっかりと心の針を合わせています。私の中に喜びが、温もりが広がっていきます。
私は、今、色々なことを試しています。
全く学びを知らなくて肉を捨てていった意識にも思いを向けています。
もちろん、今世の私に繋がりのある意識です。
ふっと思うと、全く固まった状態の中に、苦しい、苦しい中にあることを感じながら、私は、私の思いを伝えました。
自分の心で感じてきた世界、温もりと優しさの世界で自分をしっかりと包みながら、あなたの苦しさを解き放していこう、自由にしていこうと、思いを伝えました。
語りなさいと伝えました。私は、どんな思いも、私に伝えてくださいと語りかけました。
恐怖はありません。心を田池留吉にしっかりと合わせ、私は、私を見つめながら、私の中に優しい母の温もりを感じながら、その思いで自分を包みながら、私は私の心で感じた思いを伝えていきます。
私は、それが自分の中で喜びとなっていきます。
苦しさも語れないほど、苦しく凝り固まった状態の意識に向けて、私は、自分の心で感じた世界を向けていく、その喜びを感じています。
少しでも、固まった状態が解きほぐされ、自分を語ることができるならば、どれだけその意識達が楽になっていくか、私の心の中で実感しています。
自分の本当の姿を知らない意識が肉を離せば、苦しみの奥底に真逆さまに落ちていくだけです。そして、もう全く身動きひとつできない固まった状態になってしまいます。
自分でそこから抜け出すことなど不可能です。心で母を呼ぶことなど不可能です。だから、心に感じた世界、その世界が、本当に自分の中で広がっていっているならば、その思いを、それぞれに縁のある意識に心を向ける、これが本当の優しさではないでしょうか。
もちろん、自己供養が前提です。自分の中に優しさと温もりを感じ、その思いで自分を包んでいく作業を重ねていかない限り、それはできません。まず、自分の供養です。自分の中に真実を伝えることができ、その自分を心に広げることができたならば、その思いを、それぞれの縁のあった意識に向ける、そういうことをやってみるべきではないでしょうか。
それが本当の優しさであり、宇宙を思うことは、そういうことだと思います。
宇宙を思っていけば、何も知らずに彷徨い続けている意識達と出会います。その意識達にどれだけ伝えていくことができるか、その喜びを実感していくことができるか、それが大きな意味での供養、ともに歩いていこうとする本当の優しさ、本当の温もりだと私は思います。
【四回目】
お父さん、心を向けてみてください。
お母さんの中に生きています。お母さんの中に存在しているんですよ。
はい、心を向けてみてください。お父さん。
異語。
はい、はい、はい、ありがとう、心を向けてくれてありがとう。
はい、思いを向けてくれてありがとう。私に心を向けてくれてありがとう。
お父さん、手を合わせて念じてきた心を見つめていってください。
手を合わせ、念じる心は冷たいんですよ。冷たい、冷たい思いを流してきたんです。あなたの中には、安らぎが、柔らかな母の温もりがありました。あなたもその中にいるんです。手を合わせ、あなたの外に何を求めてきたのでしょうか。
寂しい心、冷たい心、そう、あなたはとても寂しかった。自分を律して生きてきました。過去からのあなたは、そんな生き方を自分に強いてきました。手を合わせ、自分を律し、自分を冷たい世界に押し込んできた、その心の中を、お母さんの温もりで少しずつ、少しずつ溶かしていきましょう。お父さん、分かりますか。私は、あなたにいつも語りかけています。
心の中に安らぎがあるんです。あなたは温もりです。あなたは優しいです。手を合わせ、念じてきたあなたの頑なな心、どうぞ、温もりで解きほぐしていってください。
私達とともに、歩みを進めていってください。思いを向けてください。
異語。
はい、温もりが届きます。温もりを感じます。手を合わせている自分の心を見つめてまいります。お母さん、ごめんなさい。はい、お母さんを求めてきた心がありました。寂しい中に私はいました。お母さんを求めてきたけれど、寂しさを私はどうすることもできませんでした。
今、温かな思いの中に語らせていただいています。そうでした。手を合わせ、自分を殺してきたその心の蓋を少し外してまいります。
もっと、もっと、私に教えてください。神とは何ですか。仏とは何ですか。私は誰なんですか。私は神、仏に仕える者として、その世界を、ずっと、ずっと広げていきたかった。人に教えていた時もございます。
大変な世界を私は広めてしまいました。難しい中に私は頭を使って、心を説いてきた時代もありました。ああ、思い出します。はい、あの時、苦しかった。修行をしていた頃を思い出しています。
そうです。私は、修行をしてきました。心を閉ざしたまま、母を捨てたまま、私は修行をして、自分を律してきました。神、仏の世界を心に広げたかったからです。たくさんの間違いを繰り返してきました。
今は、はい、そのように語らせていただいています。母の温もりを心に少しずつ思い出していきます。
はい、手を合わせ、心の中に念じてきた思いを見つめてまいります。
お母さん、お母さん、お母さん、はい、私は、その心を見つめてまいります。
異語。
異語とともに、父の意識とともに母の温もりを思いました。
【五回目】
田池留吉に心を向け、私は再び父のほうに思いを向けます。
異語。
お父さん、心に呼びかけています。お父さん、あなたの思いを語ってみてください。
異語。
お父さん、まだまだあなたの意識の世界は、本当に苦しみの中にあります。ああ、しかし、私はあなたに思いを向けたとき、私に語ってくださいと、語りかけてくださいと、そんな思いを感じます。
ただただ私はあなたを思い、この思いを伝えたい。母の温もりです。あなたの中にも母の温もりが生き続けてきた、あなたは母の温もりの中にあったことを、私は伝えています。
ふっと優しい思いを感じていると思います。あなたの中の優しさです。あなたの中の安らぎです。重くて真っ暗な中に閉じこもってきたあなたに、私は、ほんの微かでも、温もりのあなた、安らぎのあなたを伝えたいと、あなたに思いを向けています。私は、これからも、ふっとしたときに、あなたを思うことでしょう。
私は、あなたを斎場で見送ったとき、二五〇年後の出会いを約束しました。今も、私は、そのように思っています。これから、あなたは、何度かこの地球上に転生してきます。肉を持ち、あなたは、あなたのシナリオを描いていくのです。
はい、そうです。お父さん、私はあなたに今、語っていますよ。
はい、はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。心の中に、はい、安らぎを感じます。私は、はい、この世界を心で感じたかった。はい、はい、そして、私も、私も、ともに歩いていきたいです。はい、私も、ともに歩いていきたいです。はい、今、感じます。私は、まもなく転生してまいります。心の中の田池留吉を語れることが私には喜びだとする二五〇年後の時に備え、私は、これから、幾度か転生してまいります。
心を見つめていくチャンスを自分に用意しています。神、仏の世界を自分の中で崩していくことを、私は私に約束しました。厳しい転生かもしれませんが、私は、必ず、二五〇年後に出会いたいと思っています。
安らぎにより語らせていただいています。温もりにより語らせていただいています。私の意識の世界の中は本当に苦しいです。
しかし、私は、この安らぎと温もりを心に感じ、信じていきたい。だから、私はまた、母に願い出ます。今度こそ自分の中を見つめていくために生まれたいと、また母に願い出るのです。
今、私は、心を語っています。安らぎと温もりが語らせているのです。はい、私は、田池留吉を、はい、心に感じられるように、これからの転生を自分に約束しました。
私は、塩川真太郎の意識。あなたが伝えてくれているように、私は、必ず、二五〇年後にあなた方との出会いを果たしてまいります。
私は、これから、間もなく転生をしてまいります。
その地はアメリカかもしれません。またまた、中国かもしれません。
私の中で、神、仏の世界をしっかりと見つめていくために、私は、宗教者として生まれ変わってまいります。
心の中をしっかりと見つめていくために、厳しい転生が待っています。それでも、私は、必ず、ともに歩いてまいります。
ありがとうございました。
異語。
ともに、ともに帰りたいです。お父さん、心を語っていただきありがとうございます。「心の中を見つめていく」と、あなたは語られました。私は、その思いを信じていきたいと思います。どうぞ、しっかりと私の中に語ってきてください。私は、その都度、思いを向けてまいります。ともに、ともに歩いていきたい、そんな思いが広がっています。