その人、田池留吉 
―田池留吉の世界―

5.田池留吉の世界を感じていこう



田池留吉が真実を伝えるために生まれてきたのならば、私は、田池留吉の伝える真実を、心で感じていくために生まれてきたことになります。
田池留吉が、本格的にそのことに着手するために、全国各地でセミナーを開催して、すでに二十年を越える年月が過ぎ去っています。
私は、それよりやや遅れてセミナーに参加しました。そして、学ぶこと十七年、形の世界を本物とする意識を変える難しさを実感しながら、それでも、私は、自分との約束を違えることなく、今日に至っています。

皆さんは、これからの自分の人生の時間の中で、これをしたい、あれをしたい、こうしなければならない、ああしなければならない、できればこうなってほしい、ああなってほしいといったものがありますか。
私は、今の生活の中において、何もありません。
何かそれでは生きる目標を失って、人生味気ないのではないかと、あなたは思いますか。
それならば、もう少し言葉を足してみます。
私は、実は、塩川香世という名前がついている私と、名前どころか、姿、形も何もない私と、その両方の私が現にここにいることを知っています。
ずっと以前は、名前がついている私だけのことを考えて、生活してきました。当然、その生活の中で、ああなりたい、こんなことがしたい、こうなっていこうとやってきたのです。
今は、姿、形がないけれど、しっかりと、そして、はっきりと語っている「私」があることを知りました。
しかも、その「私」が、紛れもない「私」なんだということも、私は知っています。だから、私は、その私自身を大切にしていこうとしています。
形がないけれど、確かに語っている私を中心にして、今、私は、生活をしています。
そして、形の私は、もう充分に衣食住に満たされているのです。もう、これ以上、何かを得なければならないという思いなどありません。
だから、塩川香世という名前がついている今の時間に、私がしていくことと言えば、ただひとつなのです。
それは、田池留吉の世界に心を向けることです。
もちろん、田池留吉の世界とは、言うまでもなく意識の世界です。
つまり、私の意識の世界を、田池留吉の意識の世界に向ける、合わせる、そのことをするために、塩川香世という名前がついている今の時間があるだけなのです。

姿、形のない私が今語っています。しばし、思いを聞いてください。

    ◇

瞑想をする中で、私は喜びです。田池留吉を思うとき、ただただ嬉しい、喜びが広がっていきます。力強い喜びが広がっていきます。しっかりとした喜びが広がっていきます。
そこには何もありません。ただひとつになって、ともに歩いていける、喜びを共有していける、そんな時間をこれから経ていけることが、ただただ喜びです。
意識の流れを伝えにきてくれた田池留吉の意識、その世界。
私の中に、その世界が広がっていきます。
田池留吉の肉は、真実を伝えにきてくれた肉でした。心の中に喜びが広がっていきます。
ああ、出会いをありがとう。ただただありがとう。嬉しい、嬉しい、嬉しい、本当に嬉しい。喜び溢れる世界にようこそ。はい、田池留吉の世界に心を向ければ、そんな思いがただただ広がっていきます。
何もありません。ただただ嬉しい、喜び、喜び、喜び、喜びの世界です。本当にありがとうございます。心の中に、苦しい、苦しい、間違ってきたたくさんの苦しい、苦しい意識達を感じます。ああ、しかし、喜びなんです。
それがすべて喜びなんです。これからの時間を感じています。
自分の中の苦しくて狂った、間違った意識を誘っていける、それが本当に喜びなんです。
田池留吉、その道をこのように自分の中で確立させていただきました。本当に喜びです。ありがとうございます。
今、本当にありがとうを、あなたに伝えたいです。
心の中の喜び溢れる思いを、あなたに伝えています。異語で伝えています。
心を広げていきます。どんどん広げていきます。無限大に広がっていく田池留吉の世界、留まることはありません。どんどん広がっていきます。

    ◇

時間の余裕のある人は、一時間瞑想がお勧めです。生活のリズムの中で、一時間程度の瞑想の時間が確保できれば、いいと思います。
この学びをするにあたり、生活のリズムを整えることは、私は、とても大切なポイントのひとつだと思っています。
きちんと手順を踏んでいけば、きちんとした成果が出ます。
きちんとした手順の中に、生活のリズムを整えることが、大きな割合を占めるのです。
なぜならば、今は肉を持って学ぶという段階だからです。そういう意味で肉はとても大切です。その肉を最大限に活かそうとしていけば、自ずと生活のリズムは整ってくるのです。
規則正しい生活、やはり、それが真実の意識の世界に直結していくことだと思います。
そして、あとひとつ、大きなポイントは、素直ということです。素直が一番です。
本当の喜びと幸せが分かってくれば、素直とはどういうことなのかも分かってきます。分かってくるから、さらに素直になっていきます。
素直に心を向けるから、さらに感じ伝わってくる世界があるという循環です。もちろん、その逆も大いにあり得ますけれども……。
学んでいけば、田池留吉は、決して難しいことを語っているのではないことが分かります。しかし、実践のない人には難しいでしょう。
まずは自分でやり始めることです。生活のリズムを整えて、素直になって、今という時間を大切にしていきましょう。そして、一時間瞑想を楽しんでいきましょう。

私は、本当に幸せだなあと実感しています。今、瞑想をすることができる、これは本当に幸せなことだと思います。
ゆったりとした静かな時間と空間を持てること、最高に贅沢だと思います。一日二十四時間のうち、たとえ一時間でも、自分を思う時間を自分に用意できるなんて、本当に幸せだと思います。
心に思い煩うことが何もない。悩みが何もない。ただ、この道を真っすぐに歩んでいくことだけに思いを向けていける私は、本当に幸せ者です。
田池留吉の世界に出会うことが私の生まれてきた目的でした。その世界を自分の中に広げ、本当の喜びと幸せを知っていくために、生まれてきました。
肉を持つ一人の自分だけを生きる目的に据え、その肉だけをとらえてきた哀しくも愚かな時間を気の遠くなるほど経てきました。
今、自分の中の優しさ、温もり、溢れる喜びを、肉を持って感じられる現実に、ただただ、ありがとうの思いだけが出てきます。
泥沼の中で苦しみ喘いできた自分を、ようやく、温かい光溢れる世界に誘う方法を知りました。こうすれば間違いなく本当の幸せと喜びが大きくなっていく、その手立てというか手順というか、そういうものを心は知りました。

心でした。すべてはこの心でした。心が幸せでなければという真の意味を、心で知りました。心、意識の世界、本当の私、すべては瞑想で明らかになっていくのでした。